徹底的に ページ12
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ジェイドSHIELD
今日は作戦会議の日。
怪しまれないように細心の注意を払って会議をする。
「ふふ、どうせなら徹底的にやりましょ?」
「えぇ、そうしましょう」
「あはっ♡悪い顔〜」
どうせなら徹底的に。
監督生さん、ずっと僕に着いてきて…ちょっと気持ち悪いんです。
しかもフロイドにも着いてきて。
片割れが苦しんでいるのは見たくないですし、
愛する人にもストレスを与えている…
潰されても文句は言えませんよ、監督生さん
「ふふ、どうしてやりましょう。」
あと、この作戦会議をして良かったことがある。
愛しい人の所謂本性が見られるのだ。
いつもは美しさの中に花のような可愛さがあって愛おしいが、僕達と居るときは美しく強い女性さが見られる。
本性すらも美しいだなんて、本当に罪な女性です。
厄介な咬魚達に好かれましたね、Aさん
「小エビちゃんには苦しんで欲しいよねぇ♡」
「えぇ、精神的にも。
……ユウさんの周りの人をユウさんから遠ざけるのは如何でしょう?」
「ふふ、良いわねぇ。
そうしたらターゲットは1年生…その中でもエース君、デュース君ね」
「1年生の稚魚ちゃん達から距離詰めてってぇ、最終的に二人っていうのはどぉ?」
「おやおや、我が兄弟ながら良い作戦ですね」
「ふふ、じゃあそうしましょう。
あとは私に任せて?」
「はい、了解しました」
「おっけ〜!
なんか会ったら言ってねぇ、Aちゃん♡」
目には目を歯には歯を。
それは何事でも変わりませんから。
監督生さんから始めたんです。
僕達が倍に返して差し上げますよ。
「じゃあ何か会ったらまた連絡するわ。
またね、ジェイド君、フロイド君」
「えぇ、またお会いしましょう」
「またモストロ・ラウンジにも来てねぇ♡」
せいぜい僕達を楽しませてくださいね。
ユウさん。
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作者名:りあ | 作成日時:2022年5月27日 19時