38話【謎】 ページ39
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「なんでわかったんだ！？」と言うパイモンに「パイモンはすぐ顔に出るから」と空は言う。
『多分、風魔龍を救った空くんだから知ってると思うけど…実は私、彼がトワリンだった頃からウェンティさんと知り合いなの』
「トワリンが風魔龍になる前って…少なくても数百年は経って…むぐぐ！」
『大きな声で言わないで、みんなには内緒にしてるの！』
パイモンが大きな声を出そうとすると麗は咄嗟にパイモンの口を塞ぐ。
その代わりに空が麗に問いかける。
「ってことはウェンティのこと…」
『うん、ウェンティさんじゃない頃から知り合いだね』
周りの目を気にしているのかウェンティのことをバルバトスと表現せずに言った麗に空はもう一度問う。
「もしかして鍾離先生のことも知ってる？」
『しょうり？魈お兄様なら知っているけど…』
「魈お兄様！？魈の奴、妹がいたのか！？」
『ああ違うの！私が勝手にそう呼んでるだけ！
甘雨お姉様もそうだから！』
「麗って一体…」
『ああ！あそこが長野原花火だよ！
この話は後で人気のない所で話すね！ほら行こう！』
大袈裟に誤魔化しながら空とパイモンを引っ張り麗は長野原花火の近くまで走った。
長野原屋の近くでは天領奉行の役人が目狩り令を執行していた。
『相変わらず横柄な態度だなぁ』
「そんなこと言ってる場合か！
放っておけないぜ」
「行こう」
空達が役人の元へ行こうとすると「ちょいちょい〜待ちや…」と少女の声がかすかに聞こえる。
「ん？あっちでオイラたちを呼んでる人がいるぞ」
『2人とも来て』
「こっちこっちはよ来い！」
「麗引っ張らないで…」
麗は2人を店の隠れる場所に引っ張り込み、少女に合わせる。
「どうしたんだ？非常事態なんだ。オイラたち今から…」
「シーッ…見とき」
『パイモンちゃん、大丈夫だよ』
「麗まで…なんなんだよ…？」
麗がパイモンを抑えていると天領奉行の役人は神の目を押収し撤退して行った。
「どうするんだよ、もう神の目を渡しちゃったぞ。
まさか神の目を失ったあと何が起きるのか知らないのか…。
うぅ…お前らのせいでタイミングを逃しちゃったじゃないか…」
すると先程神の目を押収されてしまった男性がこちらの方に歩み寄った開口一番に「宵宮さん、ありがとうございます！」と言った。
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空華(プロフ) - 花宮さん» コメントありがとうございます！感想書いていただいて嬉しいです！伏線張っておきながら全部回収できるか自分でも不安です…。これからも楽しみにしてください！ (2022年7月10日 23時) (
レス) id: 15a75e7f42 (このIDを非表示/違反報告)
花宮 - 初コメ失礼します！ぬしさまの作品は色んなキャラと絡んだり所々に沢山伏線が張られていて見てみてとても面白いです！続編がますます楽しみになる作品ですね､､更新待ってます！ (2022年7月10日 22時) (レス) @page10 id: d658c77d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空華 | 作成日時：2022年7月4日 22時
