36話【違い】 ページ37
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空が協力することが決まったことにより話をするとこにした為、5人は木漏茶屋に向かった。
するとトーマは周囲の見回りをするべく席を外していった。
パイモンが木漏茶屋に集まる意義を問うとと木漏茶屋創設の話を聞き「秘密基地にはピッタリだな!」とパイモンは納得した。
麗は部屋の隅で空たちの話を聞いていると空の口から雷電将軍の話題が出た。
「将軍様…私は将軍様とそれほど多くお会いしたことはございません。
お会いしたのも、そのほとんどが祭祀の儀式上でのことです…。
記憶ではとても威厳のある方で、高貴で尊く、類を見ないほどの威圧感を放っていました。
それ以外で最も印象的だったのは…彼女には感情がほとんどなく、"統治者"というよりも無情な"執行者"として様々な形で"永遠"という唯一の目標を実践しているようでした」
『(将軍様は人形だから、感情の起伏がない?)』
麗は綾華の言葉から出した結論に違和感を覚えた。
何せ彼女は数百年、将軍と同じ構造の人形と行動を共にしていた。
同じ人形の彼は無感情でなく、どちらかというと感情豊かであることすら理解している。
無情、というところは似てるけどと日頃から部下を罵る彼を思い出しながら考える。
彼と将軍の違いは恐らく影の影響下に置かれているか、もしくはそれが失敗品か成功品かで分かれるだろう。
『(将軍は影さんに何を言われて統治をしているのかな)』
もちろん麗だって綾華の撤回を求める文書の手伝いをしたことはあったがその文書は天領奉行によって却下された。
娑羅に尋ねたいが娑羅に尋ねることを阻まれているのか麗が訪れる度娑羅は抵抗軍との戦いの前線に立っていた。
まるで娑羅に聞かれてはまずいことのように。
『(……もう一度、娑羅ちゃんに会ってみようかな…)』
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空華(プロフ) - 花宮さん» コメントありがとうございます!感想書いていただいて嬉しいです!伏線張っておきながら全部回収できるか自分でも不安です…。これからも楽しみにしてください! (2022年7月10日 23時) (レス) id: 15a75e7f42 (このIDを非表示/違反報告)
花宮 - 初コメ失礼します!ぬしさまの作品は色んなキャラと絡んだり所々に沢山伏線が張られていて見てみてとても面白いです!続編がますます楽しみになる作品ですね、、更新待ってます! (2022年7月10日 22時) (レス) @page10 id: d658c77d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空華 | 作成日時:2022年7月4日 22時