31話【離島】 ページ32
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その日、麗は離島に郵便受けに入っている依頼書を取りに来ていた。
離島からの依頼は稲妻城程でなく2週に1回の頻度だった。
麗は封筒の束を整えながら大社に戻ろうとしたところ、港で見覚えのある姿が見えた。
『トーマくん……と…誰？』
そこにはトーマと、金色の髪を三つ編みに結った少年、何故か浮遊している少女が歩いていた。
今は鎖国令のはずなんだけど…と思いながら麗はそちらの方に近寄った。
『トーマくーん！』
「ん？麗じゃないか！今日は離島の回収日だったのかい？」
『そうなの！』
「トーマ、この人は？」
金色の少年が麗の方を見てトーマに問いかける。
「この子は麗。稲妻でなんでも屋をやってる奴なんだ。俺もこの子の世話になったことがあるんだ」
『こんにちは、えっと…』
「彼は旅人、でこっちはパイモンだ。
麗も聞いたことあるだろう？」
『旅人………あぁ！』
麗は噂に聞いていた旅人が彼だとわかるとポンッと手のひらに拳を乗せ、納得した仕草を見せた。
『君が噂の旅人だね。私は麗。よろしくね』
「よろしく麗。俺は空、こっちは非常食のパイモン」
「オイラは非常食じゃない！」
『仲がいいんだね』
麗は旅人とパイモンを見て笑うとトーマの方に体を向けた。
『もしかしてこれから遠国監察に行くの？』
「あぁ麗も来るかい？」
『ううん、遠慮しておく。
あそこの人たち、あまり好きじゃないんだ。
このまま鳴神大社に戻るつもり』
麗は旅人たちの方に体を向けると『じゃあ、またね』と言い、去る。
「なんだか、良い奴そうだな！」
「困ったら彼女に頼るといい。
危険な仕事以外は基本的無料だから気軽に行けるよ」
「無料！！！」
無料という言葉を聞きパイモンは目を輝かせたのだった。
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スメールのPVでほんのり泣きました。
ナヒーダちゃんが可愛すぎてムリです引きます
圧倒的どストライクでした。
ナヒーダちゃんとセノくんどっちも星5ですよね多分…(ビジュ的に)
セノくんはさておきナヒーダちゃんはきっとスメールの最終章のバージョンでピックアップだと思うんです。
勘がそう言っています。
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空華(プロフ) - 花宮さん» コメントありがとうございます！感想書いていただいて嬉しいです！伏線張っておきながら全部回収できるか自分でも不安です…。これからも楽しみにしてください！ (2022年7月10日 23時) (
レス) id: 15a75e7f42 (このIDを非表示/違反報告)
花宮 - 初コメ失礼します！ぬしさまの作品は色んなキャラと絡んだり所々に沢山伏線が張られていて見てみてとても面白いです！続編がますます楽しみになる作品ですね､､更新待ってます！ (2022年7月10日 22時) (レス) @page10 id: d658c77d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空華 | 作成日時：2022年7月4日 22時
