Date smile 7 ページ40
貴方side
それから、花蓮達と少し話して、別れた
つまり今は、スバルくんと二人きり
でも、思えば私、スバルくんに怒って走ってきちゃったんだった
何か…気まずい…
スバルくんも、黙っている
どうしよう…謝るタイミング、完全に失ったよ…
ス「ねぇA」
貴「な、何ですか……？」
スバルくんが、先に口を開いた
あーあ、スバルくんがせっかく話しかけてくれたのに、私ったら無愛想だなぁ…
ス「あ、あのさ…」
貴「はい…？」
ス「…俺、Aの気持ち、全然分かってなかった」
貴「…え」
ス「だから…ごめんっ！！」
勢いよく頭を下げたスバルくんを、私はただ呆然と見ていた
貴「あの……何で、謝るんですか？」
ス「だって俺、Aを怒らせちゃったし…」
貴「…」
謝らなきゃいけないのは、私の方なのに
ス「…でも俺、何でAが怒ったのか、分かんないんだ。それも、ごめん。彼氏失格だよね…」
……何か、こんなこと、前にもあったような気がする
確か、私が転校してきた日のこと
スバルくんが私に触れようとして、私が“触れないでっ！”って、大声で拒否したんだっけ
謝らなきゃ…って思ったのに、どうやって謝れば良いのか分からなくて…
で、スバルくんが私に、怒った理由を聞いてきて…
それで、スバルくんは“友達になりたい！”って言ってくれたんだった
今も昔も…って、昔っていうほど昔じゃないけど……スバルくんは、変わらないなぁ
まっすぐ生きてるっていうのかな？
怒った理由が分からなければすぐ聞いてくるし、謝ったりもする
―素敵な人だな―
私なんかが彼女で、申し訳ないよ…全然釣り合ってない
私なんて…無愛想だし、あんまり笑わないし、ペラペラ喋れないし…
何で、スバルくんは…
貴「どうして私と…付き合っているんですか？」
ス「えっ？話ぶっ飛んでるね(笑)」
貴「あ…すみません」
ス「ううん、大丈夫！……どうして付き合っているのか……うーん……どうしてって言われると……何でだろ…」
貴「……あの、無理して考えなくても大丈夫です」
困らせちゃ悪いし…
ス「…そうだなぁ………強いて言うなら、“好きだから”かな」
貴「…！！////」
ス「…多分俺、Aに一目惚れだったんだよ」
貴「え…？！」
ス「…最初から好きだったんだ。でも、その時は“好き”とかよく分かんなかった。だけど、段々Aのことを知っていくうちに、Aを守りたいって思うようになったんだ」
続きます
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神なり。 - おもしろいです！頑張ってください！ (2016年9月1日 22時) (
レス) id: 626db7ed2f (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 藍香さん» ありがとうございます！続編できましたので、読んで頂けたら幸いです…！ (2016年7月9日 21時) (レス) id: 8a8ae8c313 (このIDを非表示/違反報告)
藍香 - 続編おめでとうございます！マロンさんの書くスバルたんはキラキラしてて、大好きです☆ 続編もおもしろそうですし、楽しみにしてますね！ (2016年7月9日 10時) (レス) id: 470c680b61 (このIDを非表示/違反報告)
あのこみ - 昔の私見たいだから余計感動しました！この作者さんは私のマジ神！ (2016年4月18日 20時) (レス) id: 640812da45 (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 藍香さん» ありがとうございます！更新速度をあげたいと思っているので、完結までおつきあい頂けたらと思います！ (2016年3月17日 6時) (レス) id: 7fdbc2c919 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月マロン | 作成日時：2016年1月22日 16時
