ねぇ、笑ってよ！【明星スバル】

Date smile 6 ページ39

貴方side

花「ちょっ…もう、涼太ったら…」

涼「別に良いだろ？カップルな訳だし」

花「そ、そうだけど…」

……恋愛ドラマパート2ですか、もう見飽きました



でも、ちょっと羨ましいかも…

思えば、私とスバルくんって、カップルらしいことしたことないような気がする…

手を繋いだのは付き合い始めた日だけだし、抱き合ったことも、花蓮達みたいに肩を寄せ合ったこともない

付き合って一ヶ月って、そんな感じなのかな

貴「ねぇ花蓮」

花「ん？」

貴「花蓮はさ、藤崎くんと付き合ってどれくらい？」

花「えっとね…二週間かな」

貴「えっ…」

二週間…？！

それでこんなにラブラブなの…？！

一ヶ月経っても、一回しか手を繋いだことがない私達とは訳が違う…

涼「そういえば桜坂、俺ずっと気になってたんだけど」

そう言って、藤崎くんが私に近付いてきた

貴「え……あの、なっ、何ですか…？」

涼「お前さ…」

そう言いながらもどんどん近付いてくる藤崎くん

……ちょっと怖い

何されるんだろ……とビクビクしていた時、藤崎くんの手が私の襟に触れた

涼「コートの襟、曲がってるぞ」

貴「え……」

涼「ずっと気になってたんだけどさ、いつ言えば良いか分かんなくて」

それ、口で言えば良いじゃないですか

多分、藤崎くん的には親切なんだろうけど、こっちとしては怖いだけなので…

でも、直してもらった訳だし、お礼を言わないと

貴「ありがとうございます」

涼「別に良いよ、これくらい(ﾆｺｯ」

藤崎くん、笑顔が爽やかですね……

なんて思っていたら

？「ちょっと、俺の彼女に何してるの？」

ぐいっと後ろに右手が引かれた

ちょっと怒ってるみたい

多分、この声は

涼「え……明星スバル…？！」

ス「うん、そうだよ！…それより、今、俺の彼女に何してたの？」

やっぱり、彼氏だった

涼「何って、コートの襟を直してただけです」

花「うん、涼太はそれしかしてないよ！」

ス「そうな……え、いつぞやの転校生じゃん！」

花「いつぞやって……(笑)」

ス「何々？二人はどういうご関係なの？」

涼「カップルなんです」

ス「へぇ〜！あ、俺達もカップルなんだ〜♪」

そう言って、スバルくんは私の肩を抱き寄せた

貴「っ！！////」

涼「桜坂もラブラブじゃん」

花「ね！A達もラブラブだよね！」

ス「うんっ、ラブラブだよ！」

貴「や、止めて下さい、そういうこと言うの////」

嬉しいなんて、照れてしまって言えなかった

続きます

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