smile15 ページ17
貴方side
貴「……？！」
明星くん…？何を言っているんですか…？
貴「あの…冗談……ですよね…？」
ス「俺は本気だよ」
そう言った明星くんの目は
真剣だった
でも待って、私は明星くんのこと、どう思ってるの…？
嫌い？
いや、嫌いじゃない
じゃあ好き？
まさか！
なら普通？
普通…でもない
じゃあ何…？！
自分の気持ちは分からないけど
明星くんの話に興味を持っている自分がいて
ちょっとだけ…ちょっとだけなら、乗ってあげても良いかなって思ったんだ
貴「……分かりました」
ス「えっ？！ほんとっ？！笑わせたら…その…彼女になってくれる？！」
貴「…良いですよ。但し…条件があります」
ス「条件…？」
貴「私を笑わせることが出来て…なおかつ…私が明星くんのことを好きになることが出来れば…彼女に…なってあげます」
ス「…どういうこと？？」
貴「私は今…明星くんのことは好きではありません……だから…私の心を、明星くんに向けることが出来れば…彼女になってあげます」
ス「す、好きじゃないって…」
貴「何ですか…？本当に私のことが好きなら…それくらいのこと…出来ますよね…？」
ちょっと意地悪なことを言ってみた
これできっと明星くんは、“笑わせる作戦”を諦めてくれるだろう
でも私はその時、忘れていたんだ
明星くんは、私がどんなに無視しても話しかけ続けてくるような、超人だということを
ス「分かった！！それでAが俺と付き合ってくれるなら、その条件呑むよ！！」
貴「っ……？！」
嘘だ…普通はショックを受けるのに…
この人はどこまで変なの…？
貴「…まぁ…頑張って下さい…私の心は変わりませんが…」
ス「最初から変わらないって思ってたら変わらないよ？でも俺は変わるって信じてる！！絶対にAの心を俺に向けさせるんだ！！」
“シンジテル”
私はいつから、信じるという言葉を素直に受けとることが出来るようになったのだろうか
前までは、誰も信じられなくて、自分も信じられなくて、もう私は一人なんだ、一人が似合ってるんだ…なんて考えていた。
その信じるきっかけをくれたのは、明星くん
何だかんだ言っても、明星くんにはたくさん助けられてきた
そんな彼のことを、最近よく考えているような気がするのは
─きっと気のせいだ
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神なり。 - おもしろいです！頑張ってください！ (2016年9月1日 22時) (
レス) id: 626db7ed2f (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 藍香さん» ありがとうございます！続編できましたので、読んで頂けたら幸いです…！ (2016年7月9日 21時) (レス) id: 8a8ae8c313 (このIDを非表示/違反報告)
藍香 - 続編おめでとうございます！マロンさんの書くスバルたんはキラキラしてて、大好きです☆ 続編もおもしろそうですし、楽しみにしてますね！ (2016年7月9日 10時) (レス) id: 470c680b61 (このIDを非表示/違反報告)
あのこみ - 昔の私見たいだから余計感動しました！この作者さんは私のマジ神！ (2016年4月18日 20時) (レス) id: 640812da45 (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 藍香さん» ありがとうございます！更新速度をあげたいと思っているので、完結までおつきあい頂けたらと思います！ (2016年3月17日 6時) (レス) id: 7fdbc2c919 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月マロン | 作成日時：2016年1月22日 16時
