その奇病は、通常の病気ではありえない様々な症状を引き起こした。
ある者の胸には血の薔薇が咲き、ある者の涙は星になる。
奇病についての様々な噂が飛び交い、民衆は恐れ慄き、事態を重く見た政府は少数精鋭の医者や研究者を集め、奇病について研究させた。
集められた者たちは、世のため人のために身を削って働いた。
四六時中、働いた。
過労死まで出た。
それでも働いた。
そしてやっと真実をつかんだ。
「奇病は感染しないし、瞬時に死に至るなんてこともない。各患者の容態を注意深く観察し、誠意をもって接すれば、回復の余地はいくらでもある。」という、喜ばしい真実を。
ただ、その医者や研究者の中に、奇病患者を憎む者が居た。
その者には、真実なんてどうでもよかった。
ただただ、患者たちを不幸にしたかった。
その者は世にこう言った。
「奇病は感染するし、回復の余地なんてない。直ちに隔離せよ。」と。
それからは、患者にとって地獄の日々だった。
家族や友達、恋人と引き剥がされ、狭い病棟に閉じ込められ…。
でもある日、何者かの声がした。
「私の遊びに付き合え。さすれば出してやろう。」執筆状態:連載中
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ゆん(プロフ) - 勝手ながらのCS作成申し訳ありませんでした!よければ参加させてあげてくださいね!(凪沙と直人を) (5月11日 12時) (レス) id: 88beff3d01 (このIDを非表示/違反報告)
宝石支部の管理人 - 【鳳淅 深淶(ほうせき みらい)/18歳/不明/患者/特殊な目 性別不明/宝石性症候群(オリ奇病ですが大丈夫でしょうか?)】にて参加希望です! (5月8日 20時) (レス) @page7 id: 4588ec6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
なゆた - ナノハナ(雑草)さん» 申し訳ございません、ありがとうございます… (3月27日 18時) (レス) id: 05e7952457 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ(雑草)(プロフ) - 埋もれてしまったぽいので、再掲します。奇病棟のスピンオフもどきになります。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/zasso7254/ (3月24日 19時) (レス) id: 11c47be29f (このIDを非表示/違反報告)
なゆた(プロフ) - ゆんさん» ええ、そんな…! またいつか会えたら会いましょう… (3月23日 0時) (レス) id: eed7d7e7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つら x他1人 | 作成日時:2023年6月30日 21時