無気力系毒舌少女の憂鬱〜part1〜

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これは想定外。いや、誰も想定することさえできなかった。




何で…




「何で私がここに立ってるんだろう…」

「ほら、Aちゃん、スマイルスマイル！」





いや、確かにテストも終わったし、特にすること無かったよ？うん。



でもね、だからってスタバァで一日バイト何かしたいとは思わないから。



〜回想中〜


あのあと、一応頭痛薬と腹痛薬もらって日和とティータイムを満喫していた。




えぇ、もちろんできるだけゆーっくり飲みましたとも。




でも、限りがあるんだな。これが。飲み終わった後、即トド松に連行された。その際日和が驚いていたけどキニシナイキニシナイ…




私は店内の奥へと連れていかされ、店長とやらの前に立たされていた。



「店長!!この子、アルバイトにどうですか!?」


「あら、随分かわいいお嬢さんね。妹さん？」


「いえ、違います。」


「えっ」


「違います。」


「そう…なら、彼女さん？」


「違います。」


「えっと…知り合い？」


「百歩譲って頷きます。」


「…。」


「まぁ、良いわ。じゃあ、このエプロンを着けて、受付をお願いね。やり方は松野君に聞いてね。」



〜回想終了〜


あー…




「泣いて良い？」


「何があったの!?」




原因全てお前だ。



「わ、笑ってー。店員スマイルしてー！Aちゃーん！」


「笑い方を忘れた。」


「何でそんな悲しい子みたいになっちゃうのさ。」


「だってめんどくさい…」


「今日頑張ってくれたらスイーツ食べ放題奢ってあげる。」


「…っ！」





トド松の口から…“奢る”という言葉が出てきた…!?



「……わかった。」




ちくしょう！小さい頃から甘いものが好きなんだよバカ野郎。




ってか、こいつ、知ってて言ったな…。





さすがドライモンスター…恐るべし。

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