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其の七十 ページ42

トト子に七不思議をやったらこうなったということを簡潔に伝える。

その間、みつあみさんは1人でオロオロしていて、なんだか可愛らしく見えた。
いや、七不思議なんだけどね。


「へぇー…本当だったのね。みつあみさんの話は。」

そう言いながらトト子は宙に浮き、みつあみさんをジロジロ見つめる。

「えっと…」


これにはさすがにみつあみさんも戸惑いを隠しきれていない。


「あのさぁ……」


トト子が口を開いたと思ったら、彼女のマシンガントーク攻撃が始まった。


「七不思議とか言われてるくらいだから、存在していることには文句は無いわよ?ただ、無くし物を教えてあげたから自分の無くし物も当ててみろ?ふざけんじゃないわよ。だいたいねぇ、そもそも教えてくれた無くし物だって本当かどうかわからないじゃないの。なのに答えられなきゃあなたをもらう?マジ意味不明ー。ありえないわぁー。あなたの無くし物なんか知るわけないじゃないの。ついさっき会ったばかりなのよ?こういうのって、ちゃんと話し合わなきゃお互いのことなんてわかるわけないじゃない。あなたね、もう少し考えを変えるべきだわ。」





………お疲れ様です。


みつあみさんも目を見開いている。時折、私の方を見、助けを求めているようでもあった。


まぁでも、トト子の意見も間違っているわけじゃなさそうなんだよね…


「……っ」



みつあみさんは踵を返し、倉庫へ入ってしまった。

逃げちゃったかな…



念のため倉庫を開き、中を確認してみるも、彼女の姿はどこにも見えなかった。


「なんなのよ、せっかくトト子がアドバイスしてあげたのに…」

「いや、あれは私でも逃げたくなったわ。」



仕方ないし、私達は家に帰ることにした。時刻は日を跨ぎ、もう深夜となっていた。



この一件でわかったこと。

トト子は強い。
何で死んだ?って思えるくらい強い。


私的には一家に一台はいなきゃいけない存在だと思う。うん。

将来守護霊にでもなれるよきっと。

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モノクロアリス(プロフ) - フヨフヨ(´Д` )さん» おー!888できれば、ここにログインしたやつでコメントしてくれないかな?そっから飛びますから! (2017年3月22日 20時) (レス) id: d795d01c61 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます!これからもがんばって更新していくので、よろしくお願いします! (2017年3月22日 20時) (レス) id: d795d01c61 (このIDを非表示/違反報告)
フヨフヨ(´Д` ) - ログインしましたよー、名前もハルバルに変えましたー!! (2017年3月22日 10時) (レス) id: daa35ab10b (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 続きが楽しみです!!更新待ってマース! (2017年3月18日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - フヨフヨ(´Д`)さん» お元気ですぅ((((お疲れ様~!第一志望合格しました!!888ウェイ。ログインできたらまたボードで話そ~ (2017年3月11日 13時) (レス) id: f594ebc912 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モノクロアリス | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年10月14日 7時

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