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其の六十八 ページ40

みつあみさん、みつあみさん、なたの無くしものはなんですか?みつあみさん、みつあみさん、私の無くしものはなんですか?___



唱えてみたけれど、これといって特別なことは起こらなかった。


「んぁー…なんっも起きないね〜。やっぱ、七不思議ってただの噂話なのかなぁ…」

桜花がトントンッと扉をノックしながら言った。



そうなのかな…。

でも、おかしい…。
どこにでもあるような、聞くような七不思議…ピアノとか、人体模型とか花子さんとかは迷信が多いけど…


みつあみさんみたいな、その学校特有のものはだいたいマジな話だったりすることが多いんだけどなぁ…

なんてね。




まぁ、トト子に聞いてみないと何もわかんないよね…。


「…仕方ないな。……どうする?帰るか?…できれば俺はそろそろ帰りたい。」


石倉君がチラチラとスマホを確認しながら言う。

もう深夜だしね…。

いくら田舎とはいえ、夜は危険がたくさん潜んでたりするし…


「そうだねぇ…そろそろ眠くなってきたし…帰ろっか。」

「そうだなー。夏でも、夜は冷え込んでくるし。さみぃ…」

「大丈夫よ、バカは風邪を引かないって言うし。」

「あぁ゛?風邪くらい俺だって引くわ!!」

「あらごめんなさいね。バカは風邪に気付かないんだったわ。」


桜花と永尾君は相変わらずく口喧嘩をしている。


「えっと…みんな帰るのかな?」

「そうするか…。」



と、言うことでみんなはお家に帰ることになった。



「あれ、Aちゃんはー?」

「あー、私は荷物、取りに行ってくるから…先に帰ってて良いよ!」

「そっかぁ。…じゃあまたね〜」

「うん、またぁー!」



私はみんなと別れた後、教室に戻った。


「…はぁ。…どうしよう…」


お祖母ちゃんと皐に嘘を言ったがために、家に帰れない…。

こっそり帰っても良いけど…皐に何と言われるか…。



そうだ、トト子を探そう。


「…トト子、いる…?」

ぽつりと呟いてみたけれど返事は無かった。



はぁ…マジかぁ…。探すしか無いのかなぁ…。


しょうがないけど、私は校内を歩き始めた。




●○●



最後に来たのは、七つ目の七不思議である倉庫の前。

どこにもいないってどういうことよ…




思わず今日、何度目かわからないため息を吐きそうになった時、確かに誰かが話しかけてきた。


_あなたの無くしものは記憶。私の無くしものはなぁに?答えられなければあなたをもらいます。_

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モノクロアリス(プロフ) - フヨフヨ(´Д` )さん» おー!888できれば、ここにログインしたやつでコメントしてくれないかな?そっから飛びますから! (2017年3月22日 20時) (レス) id: d795d01c61 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます!これからもがんばって更新していくので、よろしくお願いします! (2017年3月22日 20時) (レス) id: d795d01c61 (このIDを非表示/違反報告)
フヨフヨ(´Д` ) - ログインしましたよー、名前もハルバルに変えましたー!! (2017年3月22日 10時) (レス) id: daa35ab10b (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 続きが楽しみです!!更新待ってマース! (2017年3月18日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - フヨフヨ(´Д`)さん» お元気ですぅ((((お疲れ様~!第一志望合格しました!!888ウェイ。ログインできたらまたボードで話そ~ (2017年3月11日 13時) (レス) id: f594ebc912 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モノクロアリス | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年10月14日 7時

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