其の四十五 ページ14
人間の心を見抜く力があり、人 を唆して悪いことをさせる。い つも相手と相手と反対のことを 言うひねくれた妖怪。とりつか れると本心が言えなくなってし まう。
「…天の邪鬼ねぇ……」
スマホの画面を見つめながらため息を一つ。確かに、調べてみたところ石倉君の言う通りだった。
つーか、何故にあやつは知っていたのか…妖怪のことを。
…まー、それはさておき、天の邪鬼かぁ…(((((
人間にとりつくんでしょ?
だからと言って妖怪にとりつけないとは限らないし…
とりま、一松に会って話すしかないかぁ…。
でも、これは石倉君が言った案だし、あんまり宛にならない…?
いや、石倉君を疑っている訳では無いんだけど…
「アンタ、こんなとこでぼーっとしてないの。春になったからといってこの時間は冷えるのよ?部屋に戻りな。」
「おわ、お祖母ちゃん…。ごめんなさーい。」
お祖母ちゃんに注意され、ふと我に返る。帰り路、気になってスマホをいじりながら帰ってきたのだ。
玄関にたどり着いたものの、考え込んだままだったのだ。
いそいそと靴を脱いで、階段をあがる。
「…あ、ねぇ、お祖母ちゃん。」
「ん?なんだい。」
数段上がったところで気になった。
「お祖母ちゃんってさ、天の邪鬼って知ってる?」
「そりゃあねぇ。ここらによく出ると言われる妖怪よ。…ま、ただ反抗期のこども達の言い訳みたいなもんだが…。信じるかはアンタ次第よ。」
「…そっか。ありがと。」
やっぱり…知ってるんだ。
ってことは…
トト子がいるであろう私の部屋に、少し早足で向かった。
106人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モノクロアリス(プロフ) - フヨフヨ(´Д` )さん» おー!888できれば、ここにログインしたやつでコメントしてくれないかな?そっから飛びますから! (2017年3月22日 20時) (レス) id: d795d01c61 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます!これからもがんばって更新していくので、よろしくお願いします! (2017年3月22日 20時) (レス) id: d795d01c61 (このIDを非表示/違反報告)
フヨフヨ(´Д` ) - ログインしましたよー、名前もハルバルに変えましたー!! (2017年3月22日 10時) (レス) id: daa35ab10b (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 続きが楽しみです!!更新待ってマース! (2017年3月18日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - フヨフヨ(´Д`)さん» お元気ですぅ((((お疲れ様~!第一志望合格しました!!888ウェイ。ログインできたらまたボードで話そ~ (2017年3月11日 13時) (レス) id: f594ebc912 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ