【刀剣乱舞】ちょっと待って？乗っ取られて出て行こうと思ったら思ったらレア5と初期刀と初鍛刀が付いてきたんですけど！？ (ページ42)

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取り敢えず、怒られていない人たちに会えてよかった。

さっきまで怒られていた人たちはきっと私に戻って欲しいと言っていたのだろう。

ああ...戻る気は無いと言ったのに。

『こんのすけ。朝食をとったら皆に帰ってもらって』

私の部屋でそうこんのすけに伝えると、「分かりました」と言ってくれる。

眠れなさそうだが、寝ようとするとこんのすけに呼び戻される。

「そういえば、三日月様に子の刻までに寝られなければ縁側に来るようにと仰せです」

『...分かった。行くと伝えておいて』

今日誰かと夜を明かしたかったんだよね。いかがわしい意味では無いよ。

暇を潰していると丁度亥の刻が終わりかける...現代で直すと、今は夜の10時50分で、子の刻は11時に始まるんだよ。

取り敢えず宗近さんに会うために縁側へ行く。

「よく来てくれた。さて...少し茶でも飲みながらゆったりと俺の話を聞いてくれたら嬉しい」

『わぁっ！宗近さんは鶯丸直伝の茶マスターだもんね...あっ！』

そうだった...宗近さんにとって鶯丸の話は禁句以外の何者でもなかったねごめんなさい。

「はっはっは。俺は機嫌を損ねてはおらん...だが、俺以外の奴の名前を呼ぶのは少々気に食わなかったがな(ボソッ)」

『...どうしたの？』

「いいや、何でもない」

そう私が宗近さんに聞くと、何でもないと咳をして話を変える。...変な宗近さん。

「今から言う事は爺の戯言だと思って聞いてくれ...。今宵は美しい三日月だな、主」

『自画自賛ですか...それ？』

そうくすりと笑うと「そう思って構わんぞ」と宗近さんも笑ってくれる。

「俺はな...どうやら主の事が大好きなようだ。さっきの月が綺麗と言う言葉も愛している...と言う意味だったのだが伝わらなんだか...。だから、考えといてくれ」

いつもとは違う宗近さんの震え声に私はいつものように『え？それって家族愛の事だよね？』とヘラっとする事が出来ない...。

私だって宗近さんの事が...好き？
よく分からないし、軽い気持ちで宗近さんとは付き合えない...。
だけど、他の女性と宗近さんが結婚するなんて...そんなの耐えられない。

「1週間後までに答えを決めてくれないか。俺も...モヤモヤする」

『分かった。宗近さん...待っててね』

他の人に相談しようかな...お小夜とか...でも、もう皆寝てるだろうし、あの起こっている方々の近くには行きたくないけど。