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「私が作る黍団子にはねぇ、藤の花の葉を刻んで入れるのよ」

「不死身になれるから昔から好まれてるって聞いたよ」

「それもあるけれど、鬼から守ってくれるのよ。鬼は藤の花を嫌うからね」






Aは鬼という存在をおばあさんとおじいさんから聞いていた。

だが、その存在はAの中では幻の存在だった。



なぜなら、Aは鬼に出くわしたことがないから。






対鬼策と言ったところだろうか。家の周りには藤の花が沢山植えられている。


それに、Aが遊ぶのは藤の花に覆われた山だった。
動物たちもここが安全だと分かっているらしかった。




対して、おじいさんが行く山は、
Aがいつも遊ぶ山の1つ向こうの山(1つ向こうと言っても子供の足でも行けるくらいの距離)。


その山が、その山の放つアウラが、騒がしかった。



妙な胸騒ぎを覚えながらも、出来上がった黍団子をおばあさんと一緒に食べていた時だった。






『大変大変!』
『A!おばあさん!』







1匹の雀と1匹の烏が、家の中に入ってきた―――





「どうしたんだい、そんなに慌てて」

『おじいさんが!おじいさんが…!』

『鬼に襲われてそのまま…っ』

「…そんな……」





―――――悲報と共に

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aoi(プロフ) - きつねさん» コメントありがとうございます!笑っていただけて凄く光栄です✨これからも精一杯精進致しますので、よろしくお願いします🙇‍♀ (2021年9月26日 19時) (レス) id: b78e149b88 (このIDを非表示/違反報告)
きつね - 更新頑張ってください!応援してます!!!! (2021年9月26日 10時) (レス) id: c05aa2aa81 (このIDを非表示/違反報告)
きつね - こんにちは、きつねです!とても面白いです!累の回想のところのサイステ先輩のセリフで爆笑しましたwwwwこの作品の、鬼を人に戻したり、夢主ちゃんが動物と話せたりする設定すごく好きです!!! (2021年9月26日 10時) (レス) @page30 id: c05aa2aa81 (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - ピッキーさん» コメントありがとうございます!本家様を見ながらだなんて…嬉しい限りです。これからも精一杯頑張りますので応援の程よろしくお願いします🙇‍♀ (2021年9月25日 22時) (レス) id: b78e149b88 (このIDを非表示/違反報告)
ピッキー(プロフ) - 今、無限列車編を見ながら作品見させていただきました!w今、めっちゃワクワクしてます!今後とも、更新頑張ってください!あと、タイミングばっちりで最高です!w (2021年9月25日 21時) (レス) @page30 id: 277d56b499 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:aoi x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年9月25日 9時

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