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十日目 ページ10

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そう言えば、ナックルシティで最初に見たお城は何だったのだろうか。
私も彼処に行きたい、なんて夢見すぎかな。


それと、私は歩いて行きたい。
ワイルドエリアって所に行ってみたいし、それに…!

そんなことを考えていると、キバナさんがボールを取りだし、私に話しかけてきた。
「じゃあ戻るか。コイツらには苦労かけるけど」
「あ、あの!」
「ん?」


こんなわがままを言っていいのか、なんて分からない。
けどクチナシさんは伝えたいことははっきりと言わなきゃいけないって教えてくれた。

だから、伝えなくちゃ。


「私、ワイルドエリアを歩いてみたいです!」
「……はあ!?歩いて!?」


い、言ってしまった……。
だけど、きっとお願いすれば大丈夫!私には実績と経験がしっかりとあるから!
最悪の場合、私だけでも歩かせてもらう。

パンフレットを見たときから、決めてた。
私はあの広大な土地を、自然を、何よりも先に堪能するんだって。見るって。

だから、今行きたい。ガラルを知らない、今。



「ダメですか?」
「うっ…だけどよ、ワイルドエリアを歩くとなれば三日はかかるんだ。それも最短距離で」
「知ってます!だけど、途中からでもいいので歩いてみたいんです!」
「いや、あのな……」

譲れない。私はユウリちゃんに会うことが第一の目的だけれど、私個人の目的はガラルを知ることだ。
ダメなら、私一人だけで行ってやる。


「僕はいいと思いますよ、キバナさん」

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ゆきな(プロフ) - ( ̄▽ ̄)b (2020年4月2日 22時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:生ハム信者。 | 作成日時:2020年1月8日 22時

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