水神様と特別な執事 ページ18
sideフリーナ
つい勢い余って一緒に寝るって言っちゃったけど…僕はもしかしなくてもとんでもない事をしでかしたんじゃないか？
『おやすみなさい、フリーナ様』
「う、うん…おやすみ」
言い付け通り同じベッドに入ったAは僕と向き合う形で横になる。彼が背中合わせでって言ったのを僕が嫌だと断ったのが原因だけど…こんなに緊張するとは思わなかった
(うぅ…こんなの眠れそうにない…)
おやすみとは言ったけど、心臓の音が煩くて眠れそうにない。それに…さっきAが言った言葉が頭の中に残って離れない
『……眠れそうにありませんか？』
「ひっ…そ、…そそそん、そんな事ないよ！」
『そうですか、お恥ずかしながら私は眠れそうにありません』
急に声をかけられてビクッとしてしまったけど、Aはそう言った。あまり見ない様にって下にさげていた視線を上げれば恥ずかしそうに笑ってるAの顔がすぐ側にあって、つられて恥ずかしくなってしまう
「…な、なら…眠れるまで話に付き合ってあげてもいい」
『…ありがとうございます』
「…それでさA……さっきの事、なんだけど」
『はい』
「ほ…ほれた、相手……っていうのは…どういう…意味なの」
悩み続けるのは嫌だから思い切って聞いてみた。Aの事だからうまくはぐらかされるかなと思っていたけど、恥ずかしくて目を瞑っている僕の頬に手が添えられて思わず肩を弾ませてしまう
『言葉のままです。私はお仕えする身でありながら、烏滸がましくも貴女に好意を抱いてしまった。敬愛する主としてではなく1人の女性として貴女を見てしまう………人の心は移ろい易い、なんて事のない仕草1つで感情が揺らいでしまう事もある。世俗な感情を抱かぬ様にとしていたのに、いつの間にか私は貴女に夢中になってしまっていた』
何時もの優しい声とはまた違う、少しばかり甘い声。聞いた事のない声に更に心臓が脈打って顔がどんどん熱くなる。手袋を外した手に触れられるのも初めてだ…目を閉じていても顔の熱が彼の手に伝っていくのがよく分かった
『…私は貴女が好きなのです、フリーナ様』
頬に添えられていた手が流れる様に移動してそのまま髪を耳にかけられる。分からないけど…それだけの事なのに…すごく、恥ずかしくてたまらない
好きだと言う言葉が嬉しくて、それと同時に本当に良いのかなって考えが頭の中に横切って…だけどそれ以上にやっぱり彼が好きだから、僕はAの服を掴んでずっと心に留めていた言葉を口にした
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風船ガム - （名前）さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！フリーナに加え主人公も大好きと言って頂けて嬉しいです！……出会い編…書きたいと思っております！これからも応援宜しくお願いします！ (9月23日 21時) (
レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
（名前）(プロフ) - 大好きです！主人公やフリーナちゃんが大好きでいつも見返しています( *´꒳`*)出会い編とかあったらさらに嬉しいです☺✨体調には十分に気をつけてお過ごし下さい。これからも応援しています‼️ (9月20日 21時) (レス) @page34 id: 56929420b7 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 鏡花水月さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！フリーナ可愛いですよね！…コメントは執筆のモチベーションに繋がります…ありがとうございます！(´；ω；｀) (9月4日 12時) (レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
鏡花水月(プロフ) - フリーナちゃん可愛すぎます！お話も読んでいて凄くキュンキュンするし最高です！(,,> <,,) (9月3日 21時) (レス) @page19 id: 39a51ddb92 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - リリィさん» コメントありがとうございます！フリーナ可愛いから生まれた産物でございます…嬉しいお言葉ありがとうございます、頑張ります！ (8月24日 20時) (レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2023年8月23日 20時
