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「…んっ、んぁっ…」
「…か、ずっ…」
ホテルの一室。
相葉さんの告白を最後まで聞かず、こうして翔ちゃんを使って逃げた。
そんな俺をまだあなたは好きでいられますか？
「…しょ、ちゃん…も、むりっ…」
「…お、れもっ…」
こうして翔ちゃんと体を重ねている俺は最低だ。
「…んぁぁっ…」
俺の体に入ってくる熱。
ばたん、と抱き合うようにベッドに倒れ込む。
お互い呼吸を整えるのに必死で。
「…ごめん、翔ちゃん。」
「…ん。」
「…俺、最低だね。」
頬を伝う涙。
これは何の涙？
彼を裏切ったから？
彼の気持ちをきちんと聞かなかったから？
「…後悔するなら、もう一度向き合いなよ。」
俺を見る彼の目は真っ直ぐだ。
俺と翔ちゃんはカラダの関係。
こんな関係を持った男を、彼は愛してくれるのだろうか。
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作者名：Sora | 作成日時：2019年5月23日 21時
