2度目の人生もあなたと

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最近、お店にくる女性。

その人が来ると何故か声優の人達も来るという流れになっている。そして必ず聞かれる『今日何もなかった？』と


貴『何もなかったですよ』


神尾『ならいいんだ』


そう言って飲み物を飲む

そんなやり取りが続いて１週間
仕事が終わりお店から出るとあの女性がいた


女『ねぇあなたが浅沼さんの彼女さん？』


貴『何でそんな事聞くんですか？』


女『うるさい女ね』


そう言って私の腕を掴み何処かに連れて行かれる

人気のない所に着くと掴んでいた腕を放し体を押され私は後ろに倒れる


貴『ッ…』


女『あんた浅沼さんと別れなさいよ』


貴『はい？』


女『私はずっと好きだったの…それがこんな小娘に取られるなんて』


貴『私は別れません』


女を睨む


女『マジでムカつく小娘』


女が腕を振り落とす


私は目を瞑る


『なにしてるの？』


目を開けると女の手を掴んで無表情の櫻井さんがいた


『大丈夫？』


貴『鈴村さん』


鈴村さんが私を立たせてくれる


神尾『話しは聞かせてもらったよ』


櫻井『あんた晋太郎のスタイリストだろ？』


女『何でそれを』


神尾『浅沼さんから聞いてたんだ。君が最近、彼女の店に頻繁に出入りしていることを』


鈴村『前から浅沼に好意持ってたことも知ってるよ』


櫻井『だから俺達、あんたが彼女に危害加えるんじゃないか見張っていたんだよ』


神尾『で、あんたが閉店まで店にいたから彼女と接触すると思ってね。そしたら案の定接触して彼女連れて行ったから跡を付けて今に至るってこと』


その時、晋太郎さんが走ってきた


浅沼『A！！』


神尾『来るの遅いですよ』


浅沼『悪い…』


鈴村『ほら行きなよ』


私は晋太郎さんの元に行き抱きつく


浅沼『来るの遅くなってごめんな』


貴『大丈夫。皆さんが助けてくれたから』


櫻井『とりあえず喫茶店に戻ろうか。詳しい話し聞かないといけないからな。店長には言ってあるから』


私達は喫茶店に向かった

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