2度目の人生もあなたと

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しばらくタクシーに乗っていると寝ていた晋太郎さんが目を覚ました


浅『ん…A？』


貴『そうだよ(笑)』


浅『俺…神尾達と飲んでたよな？何でAが居るんだよ』


貴『それはね…』


経緯を話すと『やっちまったなぁ』と呟く


貴『櫻井さんにちゃんとお礼言ってね』


浅『ああ言うわ』




タクシーが家の前に止まり家に向かった



貴『お水飲む？』


浅『ありがとう』


水を渡しソファーに座る




貴『でも皆さんいい人達だね』


浅『何か喋ったの？』


貴『自己紹介したぐらいだよ。でも櫻井さんとは話したよ』


浅『そっか…』


貴『気にならないの？』


浅『あいつは余計なこと喋らないし…どうせ何かあったら頼れよ的なこと言われたんだろ？』


貴『何でも分かるんだね』


浅『付き合い長いからな…孝宏とか鈴さんなら頼っていいと思うよ』


貴『信頼してるんだ』


浅『尊敬してるからな…それに公表したから俺だけじゃお前守るのに限界があるからさ他の人達が協力してくれたら俺も安心だし。孝宏と連絡先交換したんだろ？』


貴『何で分かるの？』


浅『そりゃ分かるよ(笑)』


私の肩に頭を乗せる


浅『俺が無理だったらあいつらを頼れよ…まぁ俺が守るけどな』


貴『ありがとう』


頭を傾けて彼の頭に乗せる



この後、今日出会った人達に助けられるとは思いもしなかった

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