不運な投票 2 ページ5
うーん、注目を浴びるのっていいよね!!ドキドキしちゃう!
…まあ、冷めた目でなければだけどね。皆怖い。いや、好きだけど。
私がくだらない思考をしている内にホエミーが口を開いた。
「そうですね…今からの話をしようと思いましたが、やはり自己紹介した方が良いでしょうね」
あはは、と笑いながら誰も口を出さないのを確認してから、ホエミーは自己紹介を始めた。
「私の名前は笑い人形ホエミー。このフロアで皆様をサポートする人形です。
んふ、既にいくつかの試練を乗り越えたツワモノの皆様をメインゲームへ誘導するよう、主に
言われております」
よろしくお願いします、とこれまた笑いながらホエミーが言うのを聞いて、あたしは一歩前に出た。
そして、自己紹介。
「同じく皆をサポートする愛情人形のデアだよ!!
ねえねえ、さっきのガスの演出凄かったでしょう?あたしが提案したの!面白かった?」
自己紹介と共にそう問えば、「誰が楽しめるか!!死ぬかと思った!」なぁんて返事が帰ってきた。
えぇ…皆の為に頑張って考えたのに…
「あはは、無駄口は止めてくださいね。…さて皆さん、今からメインゲームの説明を…」
そう言ってホエミーが皆に近寄れば、凄い気味悪がられ、「近寄んじゃねえ!!」とレコに言われていた。赤髪の少女――絵心菜緒は怯えているようだ。
「あは、そんなに怯えることは無いんですよ。それに、ほら、イイモノ配りますから」
ホエミーがそう言えば、ポニーテールの少女が「良いもの…?」とおうむ返しにする。
彼女は、千堂院サラと言ったか。
「ええ。うふ、イイモノです。…はい、千堂院サラさんにはこのタブレット。あはは」
言いながら、ホエミーがサラにタブレットを渡す。"アレ"用のか。
すると、ホエミーが此方を振り返った。「手伝えよ」と睨まれ、半ばビクッとしながらホエミーに
タブレットをいくつか分けてもらい、それを参加者達に配った。
二人で配れば早いもので。
その後、すぐに説明に取りつくことができた。
まあ、ボクはホエミーが話してるのを彼女の一歩斜め後ろから見てるだけだったけど。
タブレットについての説明の時、予定通り試しに投票してみましょう、ということになった。
まあ、ここでは獲得票が同数だった場合、誰も死ななくて良いんだけど…
その事を記載した紙は、ドアの内側…つまり今は見えない位置に貼り付けてある。
…貼ったの私なんだけど。
そんなこんなで、投票も集計も終わった。
結果は…
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春雨(プロフ) - ましゅ2。さん» コメントありがとうございます!!楽しんで頂けて光栄です!! (2019年6月30日 19時) (
レス) id: 55d503be78 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ2。(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！夢主ちゃん可愛いですし、お話大好きです！更新頑張って下さい！ (2019年6月30日 15時) (レス) id: 39489186ea (このIDを非表示/違反報告)
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