11,いのちと変えてでも、あなたを守るから ページ14
悲しく笑いながらカッターを構える絢愛ちゃん。
なぜかいつも通り、冷静な上杉くん。
その光景を見つめる私。
血の気がサッと引いていく。
怖い。
こんな絢愛ちゃん見たことない。
どうしちゃったの?
「上杉くんは彩ちゃんが好きなんでしょう?だから、私があなたを殺す。
そして私も死ぬ。これならあんたとあの子もくっつかない。むしろ私と結ばれるのよ?」
上杉くんは、はぁっと小さくため息をついた。
そして絢愛ちゃんを見た。
「もういい。好きにすれば。」
「じゃ、そうさせてもらうから。」
絢愛ちゃんは勢いよくカッターを上杉くんに向かって振り上げた。
瞬間、私は飛び出した。
“ いのちと変えてでも、あなたを守るから ”
こんなこと考えながら。
そこからの記憶は、全くない。
12,動けないオレ 上杉side→←10,こんな子じゃなかったのに アーヤside
15人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花奈 - ですよね……。なんか自分で書いていても、「うわ、この子怖い……。」と思います。 更新ペース早められるよう、頑張ります!感想ありがとうございました(^O^)/ (2016年7月18日 22時) (レス) id: 115183edb7 (このIDを非表示/違反報告)
遥華 - 絢愛ちゃん怖い((((;゜Д゜)))更新楽しみにしています。 (2016年7月18日 19時) (レス) id: fad0883a16 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ