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「…おい、A。起きろ」
「ん…何、キド…」
あの後クロハを散々いじって遊んで疲れてそのままソファーで寝てしまっていた。
キドの声により、眠たい目をこすって重たい瞼を開けると……
「………」
…向かいのソファーにカノが座っていて、
その表情は欺いているらしく…すっごくにこやかだった。
視線は雑誌へと向けられていたけれど何だか際どい視線を感じるため
……きっと、僕のこと見てるんだろうな…って、
…ん?でも何であんなに不機嫌なんだろう……
僕がクロハをいじっていたのは知らないはず…
A「……」
自分の周りを確認して、なぜカノがあんなにも不機嫌なのかようやく理解できた。
僕の左肩に寄りかかって寝ているクロハ、
クロハとは逆の右肩に寄りかかって寝ているコノハ、
そのクロコノサンドに加えて……
ソファーの後ろでイスに座りながら僕の首に抱きついて寝ているモモちゃん、
極めつけは……
僕を背もたれにするかのように僕の膝の上で寝ているヒビヤくん…
……どうしてこうなったんだろう…
僕が寝ている間に何があったんだろうか。
キド「すまない、カノが帰ってくる前に起こそうとしたんだが…な」
申し訳なさそうにキドが耳元で囁く。
今のカノはそれすらも気に入らない様子で
欺いている笑顔がさらににこやかになった。
拗ねているカノをいじっていじりまくって押し倒したいけれど…
この体制じゃ…動けないよ、さすがに。
A「…カノ〜ヤキモチ焼いてるのー?(クスッ」
仕方ないから声だけ掛けると欺いた顔がまたまたにこやかになった気がした。しかも無視。
…結構怒ってるみたいだなぁ……。
でも、無視は酷くない?
能力使って酷い目に合わせてやろうかと思っちゃったよ、一瞬。
……強引に襲ったりとかね…強【規制】とか?
A「無視するならカノのバラされたくない秘密言っちゃうよ〜?」
すると、僅かにだけどカノが動揺したように見えた。
お、いけそうかな?
A「カノが小さい頃に短冊に書いてた願い事((「うわあああああっ!!!??///」
早速カノの恥ずかしい秘密をわざと大きな声でバラそうとするとカノは気が付いた様子で叫びだす。
……これはバラしても面白かったんだけどなぁ(クスッ
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なぬ。(プロフ) - カノ!最高です!応援してます! (2018年10月18日 19時) (レス) id: 8d4ae44481 (このIDを非表示/違反報告)
YUU☆ - ちょい!クロハ〜!可哀想すぎ…(ToT)今度はクロハ書いて下さいいい!! (2016年12月26日 18時) (携帯から) (レス) id: 0a20aa980a (このIDを非表示/違反報告)
*36* - 同じ感じのを男子全員ぶん作って欲しいです(真顔) (2016年10月29日 15時) (レス) id: 0388178e23 (このIDを非表示/違反報告)
YUITO - いいね♪チョー面白い! (2016年10月23日 18時) (レス) id: 9b170133e1 (このIDを非表示/違反報告)
機械音@腐女子 - いやあああああああああああああ! 私こんなにSじゃないよ!逆によくMって言われるよ!誰がなんといおうとSじゃない! (2016年3月4日 22時) (レス) id: a336cc8692 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜音 | 作成日時:2013年6月22日 20時