KZ Family

‥ ページ5

典｢彩。飯出来たって。行くぞ。｣
彩｢いあない。｣

和典が声をかけたけどアーヤは拒否。

俺や和彦ならそこでもう一度声をかけるんだけど、和典は違った。

典｢………｣

無言でアーヤ抱き上げたよ。

勿論アーヤは暴れようとするけど、どんな力で抱かれてるのか殆ど動けてない。

…おいおい、力加減はちゃんとしろよ？

俺がいろいろ思ってる間に和典はアーヤを座らせ、自分も座った。

ま、みんな揃ったしいいか。

｢｢｢｢いただきます｣｣｣｣

みんなそれぞれ食べ始めたんだけど…
アーヤはフォークでご飯ザクザクしてる。

｢アーヤ、お行儀悪いよ。やめなさい。｣

俺が注意してもザクザクザクザク。

もう一度言おうとしたら、こいつのが早かった。

臣｢だからっ！アーヤお前いい加減にしろよ！｣

ご飯食べながら怒鳴ったよ。アーヤに。

すると、流石にびっくりしたのかアーヤもその手を止めた。

そこまではまぁ、良かったんだけど…
アーヤが泣き出した。

彩｢うぇーんっ！お、臣がっ……ﾋｸｯ ｣

あーあ、、、

仕方なく俺は食べるのをやめてアーヤを抱き上げた。

｢みんなは食べてな。｣

そう言って２階に上がる。

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