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彩「あのねぇ、しょれで、シンデレリャはねー、王子しゃまと仲良ちなのよー(*^^*)」
怒涛のようにシンデレラの話を一からした後、彩はふと何かを考えてる素振りを見せた。
「彩、どうした?」
彩「……典兄、ぎゅーして?アーヤの王子しゃまはきょおは典兄なの」
………え、何これ、可愛すぎないか?
流石の俺もびっくりしたわ。
兄貴はいつもこんな風に寝てるのかと思ったら羨ましいような…と考えつつ、彩を希望通り腕に抱いてやる。
すると数分も経たないうちにすやすや寝息を立て始めた。
そんな彩の頭を撫でてやりながら俺は考える。
彩は将来どんな子になるのか。
どんな人と関わり、どんなものに興味を持つのか。
そして、どんな奴を好きになるのか。
まぁ何にせよ、幼少期の躾はその後の大元となるって良く聞くから。
今からきちんと正しいことを教えてやんないとなー。
今は俺達がいるけど、いつか独り立ちする時。
自分の道を決める時、俺達が守ってやれるとも限らない。
その時に彩が困らないよう、俺は、俺達は出来ることを精一杯するよ。
だから今はまだその穢れを知らない純真無垢なままでいてくれよ。
俺の天使さん。
和典Side Fin
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おまけ
目が覚めたら目の前にすっげぇ可愛い顔があった。
睫毛の長い、淡いピンクの頬をした、俺の天使。
見てれば見てるほど兄貴が羨ましい……
そうこうしてる間に彩も起きる時間になったから、起こしてリビングに降りていく。
「はよー」
彩「おはよー」
貴彦臣「「「おはよー」」」
彩がいたから今日は俺達が最後だった。俺より先に和彦と臣が起きてるのが不思議に感じる…
それはそうと彩を降ろして椅子に座ってると、兄貴もこっちに来た。
貴「彩のこと、ありがとな」
「ん」
兄貴と話してると、今日からはまた兄貴が彩と寝るんだなーって思えてきて、一発軽く腹パンしといてやった←
まぁ兄貴も鍛えてるしほんとに軽くだし支障はないだろう。
兄貴は一瞬驚いたような表情を見せたものの、すぐに理由を察したのか、ふっと笑った。
貴「悪いな、またしばらくは俺が一緒に寝るから」
「ふん、勝手に寝てろ」
俺も軽く流す。
出来ることなら俺が一緒に寝たいけど、彩が最も安心出来るのは兄貴なんだろう。
寝言で「貴兄…」って言ってたから。
…でも、これは兄貴には教えてやんない。
兄貴はいつでも彩と居られるんだから、これぐらい許されるよな?(笑)
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みあ(プロフ) - いかさん» もう少しで案が出来上がりますのでお待ちください(> <) (2018年12月15日 22時) (レス) id: eae196a964 (このIDを非表示/違反報告)
いか - 上杉ーーーーーー! (2018年10月6日 0時) (レス) id: bce9f892b9 (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - non (・ω・)/さん» ありがとうございます!確かにそうでした!!書き直させて頂きます(・ω・`;) (2018年6月4日 21時) (レス) id: eae196a964 (このIDを非表示/違反報告)
non (・ω・)/ - 2目じゃなくて2日目でした!すみません (2018年6月3日 23時) (レス) id: 6b5e6236e0 (このIDを非表示/違反報告)
non (・ω・)/ - 間違ってたらごめんなさい!あの、2目って上杉じゃなくて若武だと思うんですけど違っていたらいいです! 更新頑張って下さい! (2018年6月3日 23時) (レス) id: 6b5e6236e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みあ | 作成日時:2018年2月19日 17時