立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。【おそ松さん】【学生松】

NO,10:演劇部 ページ10

カラ「で、A。今度の劇(ロミオとシンデレラ)の話なんだが…何か言うことはないかな？」

『はい…すいませんでした…』

カラ「……理由をちゃんと言え、な に が？すいませんでしたって？」

『あの…今度の劇の主役なのに…劇練習をあの…サボってしまって…すいませんでした！！』

カラ「ﾌｩ……まぁ、Aは最近色々あったから少しはしょうがないけどな…」

『はい…』

カラ「だけど二回も劇練習をサボるってのは…イケナイなぁ？」

『本当に…すいませんでした…』

カラ「……反省してるか？」

『はい…』

カラ「ほ ん と う に？」

『はい！本当にです！！』

カラ「じゃあ今から出来るか？」

『な、何が…ですか…？』

カラ「ﾊｧ…だから、劇練習だよ…」

『っはい！！出来ます！』

カラ「じゃあやるぞ、こっちに来い」

『はい！！』


〜劇練習中〜

『私を恋の悲劇のヒロインにしないで…ねぇ…ここから連れだして……』

カラ「それじゃあ行くか…？」



『逃げ出したいのジュリエット…でもジュリエットなんて呼ばないで…？』

カラ「逃げ出したいだろうな、ジュリエット？でも…お前はジュリエットなんて名はイヤだろ？」



『私が悪いオオカミに食べられちゃう前に、助けに来てね？』

カラ「その前に、俺がお前を食べに来てやるよ！」





おそ「……何だろう、すっげーカラ松がAの彼氏っぽく見えてムカつく」

カラ「あ、兄貴。居たのか」

『おそ松さん！いつからそこに…て言うか何で怒ってるんですか…？』

おそ「いやね？二人が体育館で何してるのかなって思って来てみたら劇練習してて？A超きゃわいいのよ カラ「兄貴、キモいぞ」うるさい！んでもってカラ松がすっげーAの彼氏っぽく見えたわけだから怒ってんの！解る！？」

カラ「『………解らないな/解りません…』」

おそ「だっー！！もぉいいよ！」

カラ「ありがとうございました？」

おそ「何で漫才風！？」

カラ「だって兄貴が[もういいよ！]って言ったから…」

『確かに…漫才ってものは[もういいよ！ありがとうございましたー！]で終わりますもんね…』

おそ「もう嫌だこの天然悪魔S」

カラ「ん？兄貴は誰のことを言っているのかな？」

おそ「お前だよ！！」

『だ、大丈夫ですか…！？おそ松さん？』

おそ「もう大好きこの天然天使ちゃん」

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