【黒バス参加者募集】あの人達のキョウダイ・イトコの物語【小説】

【黒谷綾乃 】“学校にて” ページ37

ある、朝の事…



葵｢おはよっ！綾乃｣



あ｢おはようございます、葵さん｣



私の隣の葵さんが挨拶してくる、これはいつもの事、少し顔色が悪いようなきがしますが気のせいでしょう



それから彼女ケーキバイキングの話を持ち出した



とても魅力的だがやる事が沢山ある、伝えるとショックで寝込むらしい…



子供かと思ったが、口には出さないでおく



あ「葵さんはいつもオーバーリアクションすぎます、……はぁ、帰りにチロルでも買ってあげますから元気出して下さい」



葵「ありがとう！んじゃ私頑張る……、ってチロルかい！！安っ！20円くらいじゃない！！」



チッ、騙されなかったか…、まぁ２０円はやりすぎましたかね



あ「五月蝿いですよ、葵さん」



葵「えぇー………」



ぶつくさいいながらちゃんと聞いてくれる彼女



最初はうるさ過ぎて関わりたくないと思っていたが、何故か今はそばにいるととても心地いい



2年になると話すことも増えた、何がきっかけだったかは忘れたが、ごく普通の事だったと思う



あ｢葵さん」



葵「どしたの綾乃」



あ「昼休み、図書室に行きましょう」



葵「…それ、私も思ってた」



こんなふうに、意思の疎通もできるようになった



私はいつも敬語だし、普通に過ごしていてもほかの人には避けられていた



なのに彼女は私と話をし、友達になってくれた



はっきりいって、彼女といるのが１番楽かもしれない



葵「……理科の講師にはこうしよう、キタコレ」



前言撤回、１番辛い



あ「帰ります」



まぁ、このやりとりも楽しいって思っているのは本当ですがね



…彼女に言うとつけあがるので言いませんが

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