火神威沙&高尾和波〜取材と出会い〜(執筆:亜咲) ページ12
(ピロロロロ…
…ん?電話だ、誰からだろ。
『もしもーし!和波ちゃん?さつきだよー!』
和波「あ、さつき!久し振り。」
電話の相手は桃井さつき。
中学時代からの友人で、今は他校だけど、連絡はよくしあう仲だ。
和波「どうしたの?」
けど、電話なんて珍しい。
最近の連絡はもっぱらラインなのに。
桃井『うん、…実はね、和波ちゃんに頼みがあって電話したの、今暇?』
和波「うん、明日の放送の台本作ってたけど、なんか全然進まなくてちょー暇だったよ〜。」
桃井『そう!なら良かった、ねぇ和波ちゃんちから黒子野体育館って近いよね?今からそこにビデオカメラ持って行って欲しいんだー!』
…え、黒子野体育館?…って、確か今日。
和波「…なんで?」
桃井『今日ね、そこでみどりんたち…秀徳高校の練習試合があるの。それで、データをとりに行こうと思ってたんだけど…』
和波「なんか急用?」
桃井『今日、緊急ミーティングになっちゃったのよ。ミーティングじゃあ抜けられないんだよね。』
和波「あー…そうだね。さつきは作戦会議にこそ必要不可欠だもん。」
桃井『ありがとう!…で、行ってもらえるかな?』
…そんな懇願の声で親友に言われたら、断れないって。
和波「おっけー任せといて。まあ秀徳の試合なら私達誠凜にとってもプラスだからね。…それに、明日のネタが無かったからちょうどいいかも。」
桃井『ありがとー!!和波ちゃん、今度会ったとき手作りのお菓子プレゼントするねー!』
え、さつきの手作り…!?
和波「えっ、それはいらないかm」
桃井『じゃあねー!』
(プツッ。
…、
今度彼女に会うときは、誰か道連れを連れて行こう…。
━━…
そんな出来事があり、私は家から自転車で数分の場所にある、公営の体育館に着いた。
和波「試合開始まだだよねー…、和成とか真ちゃんとかに会いに行こうかな?」
ぶっちゃけ、バスケの試合の話は昼の放送で話しても盛り上がんないし。
あの人たちの会話でネタつくろー。
そんなことを考えながら、私は選手の控え室に向かった。
後ろから歩いてくる、見覚えのある同級生を含んだ二人組の影には気付かずに。
「威沙ー、早く来ないと試合始まっちまうぞ!」
?「…うるさいなぁ、わかってるし。」
…つづく。
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水希 - 参加したいです! (2018年5月21日 17時) (レス) id: 3c8893256c (このIDを非表示/違反報告)
リフル - 自分が書いた奴を消しました。 (2017年2月12日 13時) (レス) id: ac365a8709 (このIDを非表示/違反報告)
奏葉(プロフ) - 未宇さん» はじめまして。是非どうぞ!でも私はこの一週間ここに来れそうにないのでやり方だけ教えますね! (2016年3月29日 7時) (レス) id: 28b2dcf9a2 (このIDを非表示/違反報告)
未宇 - 参加していいですか? (2016年3月28日 23時) (レス) id: d7839a77d6 (このIDを非表示/違反報告)
紀良(プロフ) - えっ!新機能スゴッ!?そんなのあったんですねぇ〜・・・って、ここ書き込んでいいんかな・・・失礼しましたぁー! (2016年3月8日 19時) (レス) id: 4dd9c8676b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃらめる x他7人 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年1月6日 18時