青の祓魔師〜メフィストの婚約者ですが、なにか？〜☆３☆

残せない　１１ ページ12

足早いな、あいかわらずに。
力も強い。
そして遠くの裏道に入る。

ア「ここならいいんですよね？」

貴「うん、助かった、ありがとう」

優しさも変わりませんな。

ア「兄上・・一緒に探しましょう」

貴「あれ？弱い奴には興味ないんじゃなかったっけ？」

ア「さっきの魔力は弱くありません」

貴「なるほどね。・・・よろしくね！」

私はほっとして微笑む。
強い人本当にすきだねぇ・・。

そして私たちはまた歩き出す。

貴「・・・あああぁぁぁぁぁ!!!!」

ア「・・・うるさいです」

貴「いやさぁ、めちゃくちゃ大事なこと思い出したんだ！」

そう!!!
無限の鍵を持っていることを!!!!!

私はウキウキで鍵を取り出す。

貴「・・・・あ」

ア「・・・・？」

貴「やべ・・」

そう!!!
この時代に鍵つきの扉がないことを思い出した。

ア「それは何ですか？」

貴「君の兄上が作った鍵だよ。どこにさしてもどこにも行けちゃうの。どこでもドアの鍵バージョンだよ」

ア「・・・ドコデモドア？」

あ、この時代アニメないのか・・。
いや、まてよ？
この時代にアニメを私が始めたら世界で初めて行動した人として歴史に残るかも？！
私有名人?!

ア「・・・顔がへんになっています」

貴「おう、スンマソン」

だけど今私の悪魔化を止めなければ。
すると向こうに人が群がっていた。
私たちは一様行ってみる。
すると大きな紙が貼られていた。

貴「・・！？」

そこには私そっくりの顔が描かれた紙だ。
ということは・・・指名手配されたぁぁぁぁ？！
でも本当に似てるなぁ。
すごいな昔の人・・。

「ちょっと、あの子じゃない？」
「・・・ほんとだ」
「どうする？」
「つかまえなきゃ」
「「ここにいたぞ!!」」

皆私を指をさす。

貴「っ」

私は何も言えず立ち止まる。
少し遠くから役人らしき人が走ってくる。

ア「殺しちゃいましょう」

貴「殺したら私がアンタを殺すっ!!」

ア「・・・」

私は紙をつかみ破く。
違う。
助けたかったんだ。
こんなことろで・・。

私は息を吸って大きな声で言った。

貴「メフィスト!!!」

メ「ハイ、なんでしょう☆」

貴「っ！？」

強い風が私たちを包む。
後ろを振り向くとそこには私が呼んだ人がいた。
あぁ、あの笑顔だ。
私の大好きな・・。

メ「次は私の番ですね☆」

ギュッ

そう言ってメフィストは私をギュッと包み込むといつものあれを言った。

メ「アインス、ツヴァイ、ドライ☆」

私とメフィストは煙に包まれ、ここから消えた。

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