【おそ松さん】あの日の夜空を僕は決して忘れない Last part

Epilogue1 ページ11

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−Aside−



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―カ「...俺、Aがアメリカに行っている間に仕事探すよ。

仕事探して、一生懸命働いて、金稼いで...Aが帰ってくるまで頑張るから。

帰ってきた時...俺と結婚してくれないか？」



彼の言葉に驚いて、私は思わず目を見開く。



嬉しくて、言葉が出てこない。



カ「俺は、Aがいい。Aじゃなきゃ、ダメなんだ。

ずっと隣にいて笑ってくれるのは、Aがいい。」



あ「カラ松君...」



彼は私を優しく包み込むように抱きしめると、耳元で「愛してる」と言った。



思わずビクッと反応し、体温もぐっと上がる。



すると、ジャラッと小さな物音が聞こえた。



あ「ん...?な、何...」



カラ松君が私からそっと離れる。



私の首元には、ネックレスがつけられていた。



小さい十字架(クロス)の、シルバーのネックレスだ。



あ「...カラ松君。」



カ「...まだ指輪は買えないけど、これは...結婚の約束として受け取って欲しい。

俺と...結婚してくれるか?」



彼は真剣な目で私を見つめる。



嬉しくて嬉しくて、涙が溢れてくる。



あ「...はい。」



やっと出せた、プロポーズの返事。



小さな声だったけど、彼には届いたみたいで笑顔を浮かべてくれた。



カ「ありがとう...愛してる。」



彼は私の唇にちゅっと軽くキスをすると、私の額に自分の額を合わせ私を見つめる。



あ「...今日見た夜空、私...絶対に忘れないよ。忘れないから...」



カ「嗚呼、俺も忘れない...これからもずっとな。」



私たちはお互いに微笑んで見つめ合い、どちらかともなくキスをする。



今日見た夜空を私は絶対に、絶対に忘れない...



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