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涼介の家に着くと、涼介は途中で買い物してきたスーパーの袋を持ってすぐにキッチンに入る。

山田「ちょっと砂抜きに時間かかるから、味噌汁実際飲めるの5時間後くらいだわ。ごめんな。
なんか食べれそうなのある??あ、その前にそうだ!コーヒー淹れるわ」



そう言いながら、手際よくしじみの砂抜きを始めてる。

料理はプロレベルの涼介。

学生時代から料理が趣味で、よく涼介の手料理をご馳走になってたな。



A「ありがと…。涼介の方が主婦に向いてるよね…」


山田「そんなことないけど、ちゃんと家事は手伝うよ。」



ニッコリ微笑む涼介。

長く一緒にいても、やっぱりこの美しい顔には思わず見惚れてしまうし、見飽きることもない。




涼介がキッチンに立ってくれていたから

私はソファに座り込んだ。




いつ、話を始めようか、タイミングを見計らう。



涼介が、コーヒーを持ってきてくれてから。

それから話そう。




しじみの味噌汁は5時間後に出来るって言ってたけど。

せっかく作ってくれているのに、もしかしたら飲めないかもな。

最低だな。私…。






有岡が好き。

そう確信してから、涼介と別れようという気持ちは一切揺らいでいないはずだけど。


すっかり見慣れたこの部屋や、キッチンに立つ涼介の見慣れた姿。

その見慣れた景色がやけに苦しくて。



話し出す前から、気を抜けば涙を流してしまいそうだった。








その時。

テーブルの上にあった、涼介のスマホが短くバイブを鳴らした。


画面にはLINEの通知みたいなものが表示される。

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kazuho10venw(プロフ) - ひなるりさんの作品が本当に好きです。1番好きです。新しい作品も繋いだ手をもう一度も、そしてtaste youは本当にドキドキして一気に読みました!これからもお忙しいかとは思いますが頑張ってください!更新楽しみにしてます(^ ^) (2018年2月16日 0時) (レス) id: 3a82aedab1 (このIDを非表示/違反報告)
ひなるり(プロフ) - マソさんさん» ありがとうございます!ドキドキもハラハラもして頂けて光栄です!これからも波乱の展開も目指しますので、引き続きよろしくお願いします! (2018年1月17日 20時) (レス) id: d8c478152b (このIDを非表示/違反報告)
ひなるり(プロフ) - ほーちゃんさん» ありがとうございます!!更新ゆっくりめで申し訳ありませんが、どうぞ引き続きよろしくお願いします! (2018年1月17日 20時) (レス) id: d8c478152b (このIDを非表示/違反報告)
マソさん(プロフ) - ドキドキもハラハラもしました!すごく読んでいて楽しいです!更新楽しみにしています! (2018年1月16日 1時) (レス) id: a8e64801a2 (このIDを非表示/違反報告)
ほーちゃん(プロフ) - とっても好きな作品です!(^^)応援してます!! (2017年12月30日 0時) (レス) id: 9c70c51396 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひなるり | 作成日時:2017年12月22日 1時

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