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バァカ*7 ページ7

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落ちそうになった俺を受け止めてくれたのは原だった。
俺を突き落とした女子は青ざめた顔で向こうへと走っていく。

……ふはっ、ザマァみやがれ。


そんなことを思ってると、頭上で大きいため息が聞こえた。




「っはぁー……。
 本当、どうするつもりだったワケ? 俺がいなかったら。
 ここまでする必要あんの? そんなに好きなの?
 花宮らしくないよ。
 俺が言ってやろうか? あの子が、どんなに花宮に守られてるか」


「……言わなくていい」





言ったら、全てが終わる。
俺のこれまでのドキドキやズキズキも、守ってきたことでさえ、全て水の泡となる。
そんなのは絶対に避けたい。

俺は見返りが欲しくてやっているわけじゃないんだ。
ただ、Aの悪口を聞いてしまうと、自分が自分じゃなくなるだけだ。


……人はそれを、恋というんだろうな。




「……羨ましいわー。
 俺、女の子だったら絶対花宮のこと好きになってた」



原が風船ガムを膨らませる。
俺を好きになる奴なんて、所詮外見しか見ていないと思っていたから少し意外。
俺の性格を知っているコイツがそんなことを言うなんて。



「俺は絶対お前を好きにならねえ」



俺はそう返す。
原は、ひっでえと言いながら笑う。


俺は原が女でも好きにならねえ。


どんな世界でも、俺が好きになるのは、アイツなんだろうな……。
そう思う自分が少し気持ち悪くて、原を蹴った。

バァカ*8→←バァカ*6



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まよまよ(プロフ) - 九尾さん» ありがとうございます!ものは考えよう、ですよね笑 (2015年9月4日 18時) (レス) id: a7c3ca81a7 (このIDを非表示/違反報告)
九尾(プロフ) - 終わりかたが、もの凄く好きでした、人それぞれに色々な考えがあるなって、お疲れ様でした。 (2015年9月4日 8時) (レス) id: 0ae4922b71 (このIDを非表示/違反報告)
まよまよ(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます! 更新頑張ります♪ 花宮くんゲスいくせに健気で応援したくなりますよねw (2015年7月26日 13時) (レス) id: a7c3ca81a7 (このIDを非表示/違反報告)
46猫 - 凄く面白かったです!更新頑張って下さい!個人的に僕は、花宮君と夢主くっつけたいですwww (2015年7月26日 3時) (レス) id: 3bb8decfb6 (このIDを非表示/違反報告)
まよまよ(プロフ) - けめこ さん» ありがとうございます!! 頑張ります(`・∀・´) (2015年7月19日 22時) (レス) id: cac4b5f2a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まよまよ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2015年7月17日 20時

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