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バァカ*5 ページ5

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大学の中を原と歩いていると、ある会話が耳にとまった。



西島(にしじま)ってさ――――」



Aの苗字が聞こえて、なんとなく耳を澄まして聞いてしまう。



「なんか、可愛くもないくせに彼氏とイチャついててイラつく。
 今度声かけてみる? 嫌味でも言ってやろうよ。
 どうせ彼氏も体目当てで付き合ってんでしょ」



「うわー、西島最低ー。
 体を売ってまで付き合いたいか?
 モテない女って嫌だねー」


原がパンッと風船ガムと割るのと、俺がその女子二人に話しかけたのは同時だった。
突然寄ってきた俺に驚く女だが、俺の顔を見るとニコリと先ほどとは別人のような作り笑いを浮かべた。




「えっと……花宮くん、だっけ?
 うわー、噂通りカッコイイね」



噂通りって、と原が笑うが気にしない。
俺はコイツ等のさっきの発言がどうしても許せない。



「キミら、可愛いね。
 俺とどっか行かない? この後の講義サボってさ」


俺がそう言うと、一気に顔を赤く染めハイッと頷いた。
……ウゼェ。




「……ふはっ、なんて言うかよバァカ」



舌を出して俺の素を出す。
すると女二人は驚いて引きつった笑いを浮かべた。



「花宮……くん?」




あぁ、そのケバい化粧も臭い匂いも作ったような声も全部気に入らねえ。
なんでこんな奴等がAの悪口を言えるんだ。

自分の悪口や他人の悪口なら絶対放っておいたのに、Aの悪口だけは許せなかった。
ましてや体を売ってるだと?
勘違いにも程がある。

バァカ*6→←バァカ*4



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まよまよ(プロフ) - 九尾さん» ありがとうございます!ものは考えよう、ですよね笑 (2015年9月4日 18時) (レス) id: a7c3ca81a7 (このIDを非表示/違反報告)
九尾(プロフ) - 終わりかたが、もの凄く好きでした、人それぞれに色々な考えがあるなって、お疲れ様でした。 (2015年9月4日 8時) (レス) id: 0ae4922b71 (このIDを非表示/違反報告)
まよまよ(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます! 更新頑張ります♪ 花宮くんゲスいくせに健気で応援したくなりますよねw (2015年7月26日 13時) (レス) id: a7c3ca81a7 (このIDを非表示/違反報告)
46猫 - 凄く面白かったです!更新頑張って下さい!個人的に僕は、花宮君と夢主くっつけたいですwww (2015年7月26日 3時) (レス) id: 3bb8decfb6 (このIDを非表示/違反報告)
まよまよ(プロフ) - けめこ さん» ありがとうございます!! 頑張ります(`・∀・´) (2015年7月19日 22時) (レス) id: cac4b5f2a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まよまよ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2015年7月17日 20時

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