【文スト×ヒプマイ】天才と天災

天才 ページ17

おい、待て


こいつらの狙いは………




「？？」








転校生(こいつ)か！！！









「おい！お前の知り合いか？」





「！

いえ、初めましての方たちです…」



「なら、

こっち！！」









僕はそう言って、そいつの手を取り

走り出した







「三郎さん？！」



「いいから走れ！」








とにかく僕達は走った


ついさっき、買ったばかりのボードゲームは
邪魔になったから
地面に投げ捨てた









僕は足を動かしながら


頭の中で冷静に考えた









「(アイツらの狙いは

多分こいつ…

ざっと見、6人位居たな…




しかも怪しげなアタッシュケースを持った奴が内2人居た…



あれが恐らく一兄の言ってた

違法マイクか、危険なモノ……




…ヤクか。)」









そう考えてる最中でも後ろには追っ手が迫ってきた









「(くそっ！


追いつかれる！







……！？









4人しか居ない…だと？！)




はっ？！」









気づいた時には



後ろに4人


前に2人






チンピラ共が僕達を囲んでいた







場所は
工事中で人通りが少ない道


道端には鉄筋が並べられている









ここから萬屋ヤマダまで走るにも

距離はある









「(こうなったら…！




マイクを出すしか……)」









＿＿＿









＿＿









＿









「落ち着いてください、三郎さん」

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