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七話なのです! ページ8

鶴「おーい、夕餉の準備が出来たから呼びに来たぜ」


夕方、夕餉に呼びに来た鶴丸国永が離れの障子をノックするが、中にいるはずのAから返答はなかった。


鶴「入るぞ?」


開けて中を覗くと、部屋の真ん中にAが刀を抱いたままくぅくぅと寝ている。


鶴「おいおい、春が近いとはいえ風邪ひくぞ!」


見習いの肩を揺らして起こそうとすると、見習いは少し顔を顰めて、顔を上げた。

目を覆っている白い布のせいで目が開いているかは分からないが、目は覚めたようだ。


A「あれ、鶴様なのです?」

鶴「ああ。夕餉の準備が出来たから呼びに来た。」


くぁっと大きな欠伸を一つして、Aは起き上がる。


A「申し訳ないのです。政府から送られてきた荷物を整理してたらいつの間にか眠たくなって寝ていたのです」


完全には目覚めていないのか、カクカクと頭を揺らしながらAが立ち上がると、不安に思った鶴丸国永はその手に自分の袖を握らせて離れから出た。


鶴「今日の夕餉は豪華だからな、起きてないと損するぞ!」


そういうと、ようやくAの足取りが安定する。

鶴丸国永の袖から手を離して、嬉しそうに笑った。


A「それはとても楽しみなのです!刀剣男士様が作るご飯は美味しいと聞いているのです」


どこの本丸も料理といえば燭台切光忠と歌仙兼定の名前が上がる。


鶴「政府でも有名になってるって聞いたら光坊も喜ぶだろうぜ!」


みつぼう?と首を傾げるAに鶴丸国永は燭台切光忠のことを話してやった。


A「なるほど、政府でよく聞くみっちゃんとは燭台切光忠様のことでしたか!それはとても期待できるのですよ!」


笑いながら会話する鶴丸国永の瞳にもう警戒の色はなく、抱えている刀に時折視線を向けるものの、完全に肩の力を抜いていた。


鶴「ほら、開けてみろ」


昼にも案内された部屋の前に来ると、鶴丸国永はAに障子を開けるように促した。


A「はいなのです!」


Aは素直に頷いて開ける。


パパパーン!!


開けた瞬間、クラッカーが鳴り、Aはビクリと体を震わせた。


全員「「「ようこそ、我が本丸へ!!」」」


ポカンと口を開けたまま突っ立っているAの背中を後ろで腹を抱えて笑っている鶴丸国永が押す。


鶴「ほら、Aの席は主の隣だぜ」


Aはニコニコと笑って審神者の隣に腰を下ろした。


審「では、Aちゃん歓迎会ということで、カンパーイ!!」

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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです!続きを待ってます!(*´ω`*) (2021年9月25日 17時) (レス) @page18 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名-せな-くん⇔舶(ハク)(プロフ) - とても良きです……!!見習いちゃんがとても可愛く内容も好みです…!気長に更新お待ちしています(´-`*) (2019年12月25日 2時) (レス) id: 7017cc79b6 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - 見習いちゃんがとても可愛くて吸い込まれるように読みきっちゃいました!続きを待ってます! (2019年5月16日 22時) (レス) id: e140141ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アルっさん(プロフ) - 見習いちゃん可愛いですな!FGOの方の更新も待ってます(*´∀`*) (2018年12月6日 16時) (レス) id: ede1d0dfa8 (このIDを非表示/違反報告)
黒雪(プロフ) - 初めまして! 見習いちゃん可愛いですね 小説面白いです これからも更新楽しみにしています 頑張って下さい! (2018年10月18日 2時) (レス) id: 64abb0ccf3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖矢ちひろ x他1人 | 作成日時:2018年8月29日 22時

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