盗み聞きしてるのはだ〜ぁれ？ ページ6
チトセside
ア「そ〜れにしても。」
そう言ってチラッと目だけをこっちに向けてくるアリス。
？何だ？
意味が分からず見つめ返すと、すぐにニッと笑った。
ア「チトセ君て、誰が好きなの？」
チ「…。」
…突然何聞いてくるのかと思えば、そんなことか。
シラっとした視線を送っているとヤダなぁと言うアリス。
ア「別に悪気あって聞いてるわけじゃないんだし？一、友達としてさ、ね？」
そう聞いてくるアリスは…ユウなら落ちてたかもしれない。
『破壊力、ヤバいから』なんて言ってからな。
しかし残念、俺は落ちない。
チ「…一、個人として断る。」
ア「んも〜っ！何よー。」
ブスっとするアリスを見ながら心で大きな大きなため息を吐いた。
誰が言うか。口が羽のように軽い奴に言ったら終わりに決まっている。
…これは胸中にしまっておくこと。
もう、しまっておくしかないんだ。
ア「フウカぁチトセ君て口固いね〜。」
チ「コイツ、寝てんだって。」
ア「チトセ君て強情だよ〜。」
チ「おい。」
ア「チトセ君てつまんな〜い。」
チ「…悪口か。」
つまらないやり取りを数回繰り返していると、外の方が段々と騒がしくなり始めた。
外、とはこの部屋のドアをはさんで向こう側＝廊下。
騒いでいるのが誰なのか。
一瞬で分かってしまう俺は、おかしいのだろうか。
…何盗み聞きしてんだよ。
ア「なんか外、うるさくない？」
アリスが顔を歪めて部屋のドアを睨む。
その途端、ますますうるさくなって…聞き覚えのある声がハッキリ聞こえ始めた。
『おいおいっ！説明せーやっ、アリスの好きな人てアイツなんかっ？』
『だーかーらーっ！もう違うって言ってんだろっ！』
『でもアリス、告白したって言ってたやないかっ！』
『しっかたねぇだろ！？一目惚れ、とかアホなこと言ってんだからっ。』
『ひっ一目惚れっ？ありえん…そんな単純な奴やったんか…。』
『あとなっ！アリスと俺が付き合ってんだ！お前、変な事すんなよっ！』
『まぁさすが俺が愛した奴やな〜、嫌いやないで。』
『だっから、話を聞けっ！！』
ア「…うるっさいなぁ…。」
チ「よく考えろ。…全部お前が原因だ。」
そう突っ込むとはぁあぁと項垂れるアリス。
膝ではそんなのも気にならないとでもいうように、グッスリ熟睡のフウカ。
どうにかしてくれこの状況。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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ケイ(プロフ) - リンゴジュースさん» 私はバッチリチトフウ派ですっ！でも、最近カイフウも良いかなって思い始めました(笑) (2020年4月3日 6時) (
レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴジュース - これってチトフウですよね？ところで、ケイさんは何フウ派ですか？私はカイフウ派です。 (2020年4月2日 23時) (レス) id: 7ba3f40de7 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - リンゴジュースさん» そんなにっ！？(笑)嬉しすぎて頬がにやけます。。(←ヤバい奴です) ありがとーございます♪ (2020年3月31日 15時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴジュース - なんど読んでも、面白い！凄すぎる (2020年3月31日 15時) (レス) id: 7ba3f40de7 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - のんのんさん» いやぁありがとうございました！のんのんさんの言葉、すっごく心に染みてましたよ〜〜 嬉しかったです。良ければ友達なりませんかっ？ (2020年3月31日 9時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時：2020年3月17日 18時
