カオスな状況 ページ7
チトセside
ア「ホントゴメンだけど、今から騒がしくなるからさ。フウカ起きるかもしんないけど…それでもいい?」
チ「俺はいいけど。」
ア「ありがとうっ!」
顔を明るくさせたアリスは、表情を一変…ドアを睨みつけた。
ア「…言っていい事と悪い事ってものがあるって事…あの人たちは知らないのかな?」
フルフルと怒りで震える手でドアノブを握り締めると。
ガチャ
『大体なぁっ!昔っからろくに話聞いてねぇだろ…って。』
『腹立つわぁっ!人のことバカにしすぎや…ろ…。』
そう言っていた彼らの声が固まっていくのが分かる。
ア「まっる聞こえなんだけど?分かりやすすぎなのよバカっ!」
そう叫ぶアリスの声が、今までで一番大きかった。
目の前ではアリスが『盗み聞きの犯人』を説教中。
そして説教されている哀れな奴らは。
ア「盗み聞きの上に、私の悪口まで聞こえてたんですけど。バカじゃないの?」
ユ「悪口!?ホントのことを言ったまでだ。」
ア「はぁっ!?言い訳はいらないのよっ!アンタもよ!」
あ「え、ええやない。アリスへの愛に免じて許してくれや。」
ア「あ、愛っ!?やめて、恥ずかしいっ!」
ユウとアサヒ…とかいう奴。
アリスを溺愛しているのはどうやら、ユウだけじゃないらしく。
そして。
シ「な、何か僕…オマケで付いてきちゃったんですけど、大丈夫ですかね?」
そう怯えているのはシロ。
チ「…気にすんな、説教されてるのはお前じゃない。」
そう言うものの、そうですかねと肩を落とした。
…絶賛お説教中のアリスたち。
落ち込み気味のシロ。
熟睡のフウカ。
ホントここはカオスかよ。
するとそんな時。
カ「あれ?アリスちゃん、にチトセ君たち!?」
カリンが入ってきてすぐ、この状況にビビっている。
だよな。
苦笑い気味のカリンは俺たちを見て聞いてきた。
カ「…どうかしたの?一段と盛り上がってるみたいだけど…。」
チ「まぁ…色々と。」
そう言った時、ドカッと隣に座り手をまわしてくる奴。
か「いやぁ〜大変なことで。」
チ「カイ、お前…」
か「フウカとラブラブなことで何よりだわ。」
チ「ラブラブ、て…。」
ご機嫌がいいのか鼻歌を歌いながら、ねぇちー君と聞いてきた。
あ?とめんどくさく返事すると耳元に口を寄せたカイ。
か「フウカ、好きなんでしょ?」
え――
あれほど騒がしかった空間が途端に静まった気がした。
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ケイ(プロフ) - リンゴジュースさん» 私はバッチリチトフウ派ですっ!でも、最近カイフウも良いかなって思い始めました(笑) (2020年4月3日 6時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴジュース - これってチトフウですよね?ところで、ケイさんは何フウ派ですか?私はカイフウ派です。 (2020年4月2日 23時) (レス) id: 7ba3f40de7 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - リンゴジュースさん» そんなにっ!?(笑)嬉しすぎて頬がにやけます。。(←ヤバい奴です) ありがとーございます♪ (2020年3月31日 15時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴジュース - なんど読んでも、面白い!凄すぎる (2020年3月31日 15時) (レス) id: 7ba3f40de7 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - のんのんさん» いやぁありがとうございました!のんのんさんの言葉、すっごく心に染みてましたよ〜〜 嬉しかったです。良ければ友達なりませんかっ? (2020年3月31日 9時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ケイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時:2020年3月17日 18時