・ ページ11
終演後…
俺と翔ちゃんとAで話ながら楽屋に戻っているときだった
A「和君…」
和「ん？なに？」
小さな声で、俺に何かを訴えてきたA
そして、ペタっと俺にくっついてくる
可愛い…
って思ったけど、一度止まって
Aの顔を覗きこむと青白くて…
和「A、具合い悪いの？」
翔「おいで」
A「ん…」
翔さんも気づいて一度止まる
大丈夫とか言って
また歩き出そうとしたんだけど
翔「おっと…」
突然フラっときちゃったみたいで
翔ちゃんに抱き抱えられるA
ていうか具合悪いのずっと我慢してたのか？
翔「よいしょ」
A「翔ちゃん、大丈夫だから…下ろして？」
翔「いいから」
Staffに車椅子用意するか聞かれたけど、
それまで待てないと翔ちゃんがAをお姫様だっこ
先月もこの光景みたような…
和「まぁ、甘えときなさい」
A、疲れ溜まりすぎだもんなー
ずっと働いてたらそりゃあね？
倒れるってね
頑張りすぎなのよ
A「翔ちゃん、だいじょ…」
翔「大丈夫じゃない！」
大丈夫じゃないのに大丈夫とか言うから…
和 「もーすぐ楽屋着くから甘えときな」
A「…うん」
翔ちゃんに怒られちゃって
目ウルウルなってるしね
まぁ、心配して強く言っちゃっただけで
翔ちゃん、怒ってないんだけどさ(多分)
楽屋に戻り、Aを寝かす
智「え？Aどーしたの？」
和「ちょっとフラっときちゃったみたいで」
智「まじかぁ」
翔「もっと早く気づいてあげればよかったわ。最近こーゆーの多いから本当心配になる」
和「おれも気づくの遅くなったからさ。大丈夫大丈夫」
Aと翔ちゃんの関係は
俺らの中では黙認なわけで…
翔ちゃんをサポートしつつAを見守る
医務室に居た先生に診てもらったけど
過労で貧血起きたんだろうって
軽く脱水っぽくもなってたから
30分くらい点滴しようとなって
Aが大嫌いな点滴も頑張ってもらった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：悠鈴 | 作成日時：2017年6月30日 6時
