2 ページ19
「やべ。そのえろ い目見てたらえっちしたくなっちゃうじゃん。」
思わず口走ってた。
何言っちゃってんだろ、
真鍋もいるのに。
でもAも満更じゃない表情を見せるから
堪んなくなってそのまま手を取って店を出た。
・
「宏光っ、」
「おまえが悪いわ。誘ってんのどっちよ?」
「・・・・・・っ、」
ほら、言い返さないし。
俺は誘ったんじゃないの、誘われたんだから。
そんな言い訳をしながらAの服を一枚ずつ脱がせてく。
俺の家のベットの中で裸で抱き合えば
ついこの前まで抱いてた女の香り・・・。
・・・こっちの方がしっくりくんな。
今付き合ってる彼女の事なんてすっかり頭から抜け落ちて目の前のAに夢中になった。
・・・こいつ、やっぱ気持ちい。
・
薄暗い部屋の中、カチッ、とライターの音が響く。
タバコを一気に吸い込んでからため息とともに煙を吐いた。
あ。
こいつ、タバコダメだったっけ?まあいいや。
構わず煙を薫らせた。
ベットに座ってる俺を見上げるAを白い煙越しに見ると、一気に冷静になって俺、なにしてんだって。
「ごめん、つい。でも、やっぱしちゃうとおまえの事好きだなー。」
手出しちゃった言い訳じゃないけど
やっぱりAは俺にとってちょっと特別かも。
「彼女と別れてくれるの?」
期待したように訊かれたけど・・・。
今の彼女も何かといいんだよね。
「ごめん、別れらんないわ。」
・・・まあ、な。
あっち行ったりこっち行ったりカッコわりーし。
名残惜しいけどこれでAとは終わりにしよう、そう思ってたら
「ねぇ?二番目でもいいから会ってくれないかな?」
・・・・え?
「お願いっ、私、やっぱり宏光が忘れらんないよ。たまにでもいいからこうして会って欲しいっ。私、いつでもいいからっ。」
言いながら俺の腰に抱き着いて来て
その勢いで前のめりになる。
Aの柔らかい髪の毛が脇腹を撫でて気持ちよくて
思わずその髪の毛をくしゃりと掴んでた。
「・・・それって俺だけが最高なやつじゃん?いいの?」
「えっ・・・?」
「俺は彼女いる。それでもいいわけ?」
正直、俺を純粋にまっすぐ愛してくれるA一人と付き合うより
俺にとっては都合のいい話しだったんだ。
Aの気持ち、全部受け止めらんないから。
それなら適当に付き合えばいい。
そう思った。
967人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Haru(プロフ) - moraさん» 私もかなり楽しんでるんだよぉ。でも、まさかわかめさんのみっくんがマネっていうのは発想ないなってときめいた!私もベタに攻めてく事も考えてたんだけど少し趣向を変えてみました。最後までお付き合いくださーい♪ (2020年1月24日 15時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - まきこさん» まきこさーん!みっくんマネもなかなかリアリティあるよね♪ドS発揮しててうずうず(笑)私のはどーなるのかしら(笑)ラブが芽ばえるかどうか、お楽しみに(^^)私なら1度だけで多分ドロドロになってて相手にされなくなるんだわ(笑) (2020年1月24日 14時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - 流布さん» 流布さーん!初コメ!嬉しいです♪やっと更新出来ました!それぞれのお話、楽しんで頂ければと思います(^^)またコメントお待ちしてますね! (2020年1月24日 14時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - 同じ題材で、お二人の話が全然違うのが本当に最高!!!今回は立場も逆だなんて。なんか、お二人凄すぎ。 (2020年1月23日 22時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - アイドルとマネージャー!まさかみっくんがマネージャーとは!!さすがわかめさん!!しかも売れないアイドルに厳しいとか、、最高じゃないですか(>_<)Haruさんの書くマネージャーもドライっぽいけど、、どうなってくのかなー私なら尻尾ちぎれるほど振って行くなぁ。 (2020年1月23日 21時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りたわかめとHaru x他1人 | 作成日時:2019年9月13日 23時