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翌朝、いつものように仕事に向かう先生を見送ってから、私のしたことは…、
荷物をまとめることだった。
これ以上、私がこの部屋に住み続けるのはよくない。
確か地下の駐車場の奥に、裏通りへ出る非常口があったはず。
荷物を抱えた私は、勇んでエレベーターへ乗り込んだ。
もしかしたら今日も、菜乃花さんはマンションの前にいるかもしれない。
駐車場の裏口のドアのことは、住人以外は知らないはずだから。
だって私もつい最近、先生に教えてもらったばかりだから。
地下の裏口を抜けて、辺りを見回すと人影はほとんどなくて、まるで逃げるかのように先生のマンションから離れた。
なんだか…、犯人から逃げてるかのような気分。
何も悪いことなんかしてないのに。
いや…、してるか。
先生と生徒の恋愛は、いくら当人同士が真剣でも、犯罪扱いされてしまうのかもしれない。
私と先生が、自由に付き合える権利を得るのは一体いつからなんだろう。
卒業してすぐはおかしいし、せめて卒業から半年くらい経っていた方がベストなのかな。
久しぶりに我が家へ帰った私は、先生に言いつけられた今日の課題をこなす。
これが一番いい方法なんだ。
私達はしばらく、恋愛状態を休止する。
最近の私は、ちょっと感覚が麻痺してただけ。
生徒が先生と一緒に暮らすなんて、あってはならない話なのに。
それが普通だと思うくらい、私は馴染んでしまっていた。
きっと他人から見れは、それは異常だから。
だから私達は、責められるんだと思う。
先生の部屋に置手紙すら置いてこなかった。
うまく文章にまとめられる自信もなかったし。
どうせ夜になって、私がいないのに気付いた先生が電話をかけてくるのはわかっていたから。
夜8時を過ぎた頃、先生からの着信が入る。
『お前…、何やってるわけ?』
怒るでもなく、呆れたような先生の声。
先生のことだからきっと、こんな私の行動も予測してたんじゃない?
だから、
「私達、卒業式まで離れていた方がいいと思うんだ。」
そうハッキリと告げた。
少しだけ声が震えてしまったけど、それはご愛嬌で。
先生だってわかってるはずでしょ?
こうするのが一番正しいことなんだって。
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わかめ(プロフ) - コメントありがとうございました!返信が二か月も遅くなりまして、大変申し訳ないですー(*'ω'*)これからはコンスタントにそこそこ更新できそうです。どうぞよろしくお願いします(*'ω'*) (2018年3月8日 22時) (レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - わかめさん» ずっと更新待ってました!!!今から読みます!!! (2018年1月7日 8時) (レス) id: 1599802159 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ゆきさん» いつもいつも、更新遅めで申し訳ないです(/ω\)引き続き読んでいただけたらうれしいです(*'ω'*) (2018年1月7日 1時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - わああああ〜〜〜ありがとうございます (2018年1月2日 22時) (レス) id: 1599802159 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ゆきさん» お待たせいたしました。先程更新いたしました。ご期待に副えるかどうか心配ですがwwwこれからもどうぞよろしくお願いしますm(__)m (2018年1月2日 1時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わかめ | 作成日時:2017年12月29日 22時