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すぐに長妻くんからの電話を切って、出かけようとしている先生の手首を掴んだ。
「もしかしてその呼び出しって…、」
そう言いかけたら、
「たぶん、長妻からの電話と同じ内容だと思う。」
先生に先に言われてしまった。
「絶対に誤魔化してよ？
本当のことなんか言っちゃダメだから。」
「心配すんなって。
うまいこと言ってくる。」
「絶対に言わないでね。」
私があんまり一生懸命なのが可笑しいのか、先生は何故か笑い出してしまう。
「何で笑ってんの？」
「Aが深刻な顔をしてるから？」
「だって、先生がクビになっちゃったらどうするの？」
「…ならないって。」
「なるよ。
だってこの間、テレビで見たもん。
生徒と付き合ってた先生が、懲戒解雇になってたニュース。」
そう言ったら、
「…A、俺がいない間テレビとか見てたわけ？」
先生はまた鬼教官みたいな顔になって、私のおでこを指でつついた。
「言っとくけど、受験はまだ終わってないから。
明日からも、次の試験のために受験勉強は続くわんたし。」
…わかってるよ、そんなの。
今、そんなこと言わなくていいじゃん。
「とにかく、絶対に言わないでね、私達のこと。」
「わかってるって。
でもまあ…、卒業式にAが俺を振るんだったら、俺らの仲をカミングアウトしても無駄になるしね。」
「…何それ。」
「あれ？
卒業式に俺のことを華麗に振るんじゃなかったっけ？」
…って、先生は意地悪だ。
そんなこと、微塵も思ってないくせに。
私が先生を振るわけないじゃん。
「とりあえず行ってくる。
さっさと片付けて帰ってくるから。」
そう言って私の髪をわざとくしゃくしゃにして、出かけて行った先生は、
その日の夜遅くまで、帰ってこなかった。
先生を待ってる間、私は気が変になりそうだった。
先生にも話した、この間のニュースの解雇の話が頭をよぎって離れなかった。
２人は真剣に交際してたってニュースでは言ってたけど、それでも解雇になっちゃうんだって驚いたから。
だから、私達の関係がバレたら、きっと先生は職を失うことになる。
それに、犯人は誰だかわかってる。
先生は何も言わなかったけど、きっと菜乃花さんだってことは気付いてるはず。
菜乃花さんは何がしたいんだろう。
私たちの関係を暴いて、先生を失脚させたいのかな。
だとしたら、もう私も臨戦態勢に入るから！
いつまでも、やられっぱなしだと思うなよ？
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わかめ(プロフ) - コメントありがとうございました！返信が二か月も遅くなりまして、大変申し訳ないですー(*'ω'*)これからはコンスタントにそこそこ更新できそうです。どうぞよろしくお願いします(*'ω'*) (2018年3月8日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - わかめさん» ずっと更新待ってました!!!今から読みます!!! (2018年1月7日 8時) (レス) id: 1599802159 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ゆきさん» いつもいつも、更新遅めで申し訳ないです(/ω＼)引き続き読んでいただけたらうれしいです(*'ω'*) (2018年1月7日 1時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - わああああ〜〜〜ありがとうございます (2018年1月2日 22時) (レス) id: 1599802159 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ゆきさん» お待たせいたしました。先程更新いたしました。ご期待に副えるかどうか心配ですがwwwこれからもどうぞよろしくお願いしますm(__)m (2018年1月2日 1時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2017年12月29日 22時
