無常の箱庭 " jump×jump

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｢なに、すんの｣


｢いいから聞け、為になるぞ？｣


｢な、に｣


｢学校ではそれぞれの個性を大事にしろって言うだろ？でもあんなの嘘。社会に出た時、なんの役にも立たねぇんだよ


目立った奴、特異な事をする奴は集団から
弾かれる。そういう世の中なんだよ｣



｢え？｣



｢希望を持たせて、甘い事ばっかり言うんだよ学校なんて。でもな、一つだけ、本当に大事な事を教えてくれる｣





誰でも聞いたことある言葉


でも誰も特に気に留めない言葉





｢悪い事をしてはいけません、ってな｣





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｢やめっ、もうやめてっ…｣




綺麗な顔が台無しだよ




｢も、うちょっと…がんばれ、っ｣


｢や、やだ！ごっ、ぅうﾞ！！｣



校則ギリギリの茶髪を掴み、前後に動かす




いっぱいいっぱいな彼の口からは涎が
絶えず流れ出ていた



｢あー、良い…｣


｢んぐっ、あﾞがっ…ご、は！ っゲホ！！｣



嗚咽を吐き、震える身体を這わせて逃れようとする山田のズボンを剥ぎ取る



｢なに逃げようとしてんの、本番はこれから｣


｢せんせっ、やだ、やめ、やだ、たすけて、
ごめんなさい、やだ、やだぁ！あぁあﾞっ！！！！｣




一気に貫いたそこから溢れ出す赤

ネクタイみたいだな、そう思った



｢きっつ… 喪失おめでとう｣


｢う、ううっ…いた、痛いっ｣


｢っ…授業再開しよっか｣




聞こえてんのか？こいつ


赤ん坊のように泣きじゃくって。
いつものお前はどうした？




｢なんで悪い事したらいけないと思う？｣


｢や、ぁ、やめて、もうやだ、抜いて！｣


｢…人の話は聞けって、！｣


｢あぁﾞっ！！！！｣


｢ほら、答えろよ｣


｢あ、…っん、わかんな、いっ｣




あぁ面白い

コイツを選んで良かった





｢正解は、俺みたいな奴が居るからだよ｣




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