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躾 7 ページ7



二口「何年生?2年生だと俺らと同じだね〜。
最近こっちにきたの?だったらここら辺にある俺の行きつけの店とか教えてあげるよ。どんな店に行きたい?」


矢継ぎ早に質問されて私がポカンとしていると、
赤葦さんたちが深い溜息を吐いた。



二口「あ、そんなところでつっ立ってないでさ隣座りなよ?」


二口くんがそういって私を隣に座らせようとした


時ーーーー。









「にゃっっ、!?」




「……!」



腰の下辺りを触ってきてほんのわずかに尻尾もふれた。
そのせいで、反射的に変な声が出て咄嗟に口許を押さえた。






や、やってしまったああああぁっ



私は真っ赤になった顔を両手で隠した。

オワタ……転校初日でバレた……。





恥ずかしくてうつむいていると、突然頭上から笑い声が聞こえてきた。







「…………」


バカにされてるのかな、と鬱な感じでゆっくりと顔を見上げると。






二口「にゃっだって。おもしれー笑お前可愛いな〜?」

国見「二口さん変態ですか」

黒尾「二口は変態だわ」

国見「………黒尾さんも人のこと言えませんよ。全然。まったく。」


黒尾「………………お前俺にきつくねぇか?」






な、なにこの状況……バレてないの?
困惑した表情で皆の様子を見ていると、


急にスッと高い影によって電気の光が遮られた。






赤葦「どうしたの何か触られた?大丈夫?」



赤葦さんが屈んで心配そうに訊いてきた。
私はハッとして悟られないようにすぐに答えた。




「だ、大丈夫です!急に変な声だしてすみません……」




ばつが悪そうに謝ると、赤葦さんがぽんぽんと帽子越しに頭を撫でて、何で謝ってるの、と笑いながら微笑んでくれた。

 

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ひじーり - 第4話のことなのですが、この学校はほとんど男子校という設定なのに女子の大群がいるのはなぜなのですか? (2018年4月9日 15時) (レス) id: e4bd38afc8 (このIDを非表示/違反報告)
無気力零架 - とっっっっっても面白いです〜!更新楽しみにしてます♪頑張ってください! (2017年1月15日 13時) (レス) id: 32ad5987ef (このIDを非表示/違反報告)
じゅうな - キュン死しそう (2016年12月3日 22時) (レス) id: 7c6c201db7 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - りんりんさん» 白布くんかっこいいですよね……もうほんと鼻血もんです (2016年10月29日 18時) (レス) id: 6191065700 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - いわみんさん» コメントありがとうございます!これからも頑張らせてもらいます! (2016年10月29日 18時) (レス) id: 6191065700 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イヴ | 作者ホームページ:http://omenjinnn66kyouko  
作成日時:2016年8月7日 17時

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