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躾 19 ページ19









……はい?





突然表れた黒い笑みを顔に張り付けているイケメン。



ぽかんとしている私と真島くんを放って


白布「行くぞ」





私の腕を引っ張る白布くん。


「え!?や、」



彼は人の話を聞かずにその場を離れようとしていて、
力の差もあり多分振りきれないと悟った私は。


頭だけを真島くんに向けて。





「ごめんね、真島くん!また今度帰ろう!」




と、言葉を残した。

それが彼に届いたかは知らない。


ーーー……









「……ねぇっそろそろ離してくれない?」


白布「……」




教室から離れた場所の一角でようやく腕を解放された。

彼は無言で私を一瞥したあと、はぁ、とため息。



な、なに……!?
折角、私の青春が始まろうとしていたのに邪魔してくれちゃって……っ




「……もう!どういうつもりなの」

白布「……」




彼は腕を組み、もう一度視線を合わす。

少し不機嫌そうな表情が私の目に入る。







白布「…用事というのはほんと。あんた、帰るっていっても帰れないだろ。場所教えてないのに」

「え……?」


白布「なに。あの真島ってやつといちゃいちゃしてたら全部忘れたわけ?」





「………?…あ、ああっ!?そうだった、私今日から寮で生活するんだった」





慌てて思い出したように手のひらを叩くと、
白布くんは今更かよ、と呆れた声でそう言い捨てた。


「……って、私そんなに真島くんといちゃいちゃしてないし」

白布「興味ない」



はぁ!?





白布「そんなことはどーでもいい。とりあえずいくぞ」

と、もう一度強く私の腕を引き歩みだして。






ほんとなんなのこの男はっ
 

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ひじーり - 第4話のことなのですが、この学校はほとんど男子校という設定なのに女子の大群がいるのはなぜなのですか? (2018年4月9日 15時) (レス) id: e4bd38afc8 (このIDを非表示/違反報告)
無気力零架 - とっっっっっても面白いです〜!更新楽しみにしてます♪頑張ってください! (2017年1月15日 13時) (レス) id: 32ad5987ef (このIDを非表示/違反報告)
じゅうな - キュン死しそう (2016年12月3日 22時) (レス) id: 7c6c201db7 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - りんりんさん» 白布くんかっこいいですよね……もうほんと鼻血もんです (2016年10月29日 18時) (レス) id: 6191065700 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - いわみんさん» コメントありがとうございます!これからも頑張らせてもらいます! (2016年10月29日 18時) (レス) id: 6191065700 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イヴ | 作者ホームページ:http://omenjinnn66kyouko  
作成日時:2016年8月7日 17時

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