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躾 17 ページ17








「橘Aです。〜〜から編入しました。」




あの後、国見くんとは別れて白布くんに教室までつれてこられた。無事先生とも合流できて一安心した直後

先生に中に入れといわれ、緊張しながら黒板の前へと立ち自己紹介をする。


まだ心の準備できてないのに……鬼畜か









クラスを見回すと。





男。男。男だらけ。




(吐きそう)


ざわざわと男子たちが話に花を咲かせて私を見る。
よほど女子が珍しいのだろう。



「これから宜しくお願いします」


自己紹介が終わり、頭を下げるとパチパチと一気に拍手がおこった。




な、何とかやりきった……!

ふぅと安堵の吐息をつく。




私が自己紹介を終わったのを確認した後、先生が後ろの席を指差した。





先生「それじゃー、橘の席は後ろの……白布の隣な」

「え」




えええ……と不満を持ち固まると
先生に早くいった、と背中を押されしぶしぶ指定された席へと向かう。


椅子に腰を下ろすと、隣に座っているの白布と目が合い宜しくと言われたので私も同じ言葉を返した。





先生「白布、橘のことお願いしてもいいか?校舎案内とか色々」

白布「はい。大丈夫ですよ」






はっきりと言い切った白布くんに満足したのか、
たいそう嬉しそうに頷いて、頼むぞ、と笑った。





(優等生っぽいなぁ)


確かにあのくそ生意気な国見くんよりは頼れる。
まだマシだもんなぁ

そう独り言をぼやく。




休み時間の終わりのチャイムが鳴り、担任の先生と入れ替わりで教科担任の先生が入ってくる。









「…………ん?」


鞄から昨日配布された新品の教科書を取り出していると
机の上に一枚の小さな紙が隣から置かれた。
 

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ひじーり - 第4話のことなのですが、この学校はほとんど男子校という設定なのに女子の大群がいるのはなぜなのですか? (2018年4月9日 15時) (レス) id: e4bd38afc8 (このIDを非表示/違反報告)
無気力零架 - とっっっっっても面白いです〜!更新楽しみにしてます♪頑張ってください! (2017年1月15日 13時) (レス) id: 32ad5987ef (このIDを非表示/違反報告)
じゅうな - キュン死しそう (2016年12月3日 22時) (レス) id: 7c6c201db7 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - りんりんさん» 白布くんかっこいいですよね……もうほんと鼻血もんです (2016年10月29日 18時) (レス) id: 6191065700 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - いわみんさん» コメントありがとうございます!これからも頑張らせてもらいます! (2016年10月29日 18時) (レス) id: 6191065700 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イヴ | 作者ホームページ:http://omenjinnn66kyouko  
作成日時:2016年8月7日 17時

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