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躾 14 ページ14



「え、どういうことですか……」

国見「あんたほんと頭の構造どうなってんの。。バカですか。バカなんですか」

「そこまで言う必要ありますか」





言い合っていると白布先輩がこほんと咳払いした。


白布「んで。話戻すけど」

「あ、はい…」

白布「生徒会って特典が凄いんだよね」

「……特典?」



先輩はにこりと微笑んだ。


白布「例えば、前もって連絡すれば遅刻は30分まで免除されるし、食堂に売ってあるやつ全部無料になるし、授業受けなくても出席扱いになる」


(だからサボろうとしてたのか……)




国見「他にも色々権力にはいい効果があって楽なんだよね」

「権力って……」




雲行きが怪しくなった気がして聞き返すと、国見くんが
しっ、と潜めた声で言った。

何かと思えば、目の前の廊下の向こうから先生らしき人が駆け寄ってくる。




先生「ここにいたんですか橘さん。もう授業始まりますよ!?」




……え、ええ!?やばっ先生来たどうしようっ、と内心焦ってどう言い訳するか考えていると。

目の前に一回り大きい影が私を覆った。






国見「………すみません先生。今ちょっと彼女を借りているんです。何か急用なことでもあるのなら返しますよ」


先生「あら…生徒会の二人が借りているのなら仕方ないですね。でもこれからは事前にいっておいてください」

国見「はい。すみません」

先生「あと生徒会の方には次回のテストも期待してますからね」

国見「はい」




国見くんがにこっと和かな笑みを浮かべると、先生は踵を返し教室へと戻っていった。



(た、助かった……?)

ふぅと安堵の息を吐き、国見くんにお礼を言おうと彼を見上げると。









国見「……はぁ、うっざ。ほんとあいつらめんどくさいなぁ……」


さっきの優しい爽やかな笑顔がきれいさっぱり消えていた。






白布「国見って外面はいいんだよな」


「全くもって同感です」

 

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ひじーり - 第4話のことなのですが、この学校はほとんど男子校という設定なのに女子の大群がいるのはなぜなのですか? (2018年4月9日 15時) (レス) id: e4bd38afc8 (このIDを非表示/違反報告)
無気力零架 - とっっっっっても面白いです〜!更新楽しみにしてます♪頑張ってください! (2017年1月15日 13時) (レス) id: 32ad5987ef (このIDを非表示/違反報告)
じゅうな - キュン死しそう (2016年12月3日 22時) (レス) id: 7c6c201db7 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - りんりんさん» 白布くんかっこいいですよね……もうほんと鼻血もんです (2016年10月29日 18時) (レス) id: 6191065700 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - いわみんさん» コメントありがとうございます!これからも頑張らせてもらいます! (2016年10月29日 18時) (レス) id: 6191065700 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イヴ | 作者ホームページ:http://omenjinnn66kyouko  
作成日時:2016年8月7日 17時

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