その９ ページ26
「七海さんは、この後予定あるんですか？」
七海「いえ、特に何も…ただ定時までに仕事は終わらせておきたい主義なんです」
「なるほど…じゃあ、一緒に出かけませんか？」
七海「…よろしいんですか？
この後貴女と伊地知さんは説教コースですが」
「本日におきまして呪術師をやめて江戸に帰らせていただきます今まで本当にありがとうございました」
七海「藤堂さん？？」
「いででででっ！！わかったわかったやめない、やめないからァァァ！！！」
グリグリ、といつしか私が近藤さんと総悟君にやった時の様にこめかみを集中的に拳でいたぶられる。七海さん手結構ゴツいから余計痛いんですけど！！
「か弱い女子に何するんですか！」
七海「宿儺を素手でぶっ飛ばした貴女が言う事ではないと思うのですが」
「どんだけ広まってんだよその話！！」
っていうか高専関係の人みんなその話知ってんだけどやめてくれないかな！？第一印象がソレとかもう私ゴリラ認定されてるじゃないですか、別にゴリラじゃないのに！！
(※ゴリラ人間がなんか言っていますが気にしないでください)
七海「藤堂さん」
「うっせぇ仕事のできる真人間野郎！！」
七海「貶しになってないんですがそれは」
そうじゃなくて見てください、と七海さんが指した方向を見るとそこには仄暗い別の小さな駅があった。
斜めに傾き、錆びついた看板は最早何の駅だったのかもわからない程汚れている。
「ここに呪霊、又は呪詛師がいると？」
七海「いえ…ただ、残穢はこちらのホームのところで途切れてしまっているんですよ。
なので、近くにいる事は間違いないのですが…」
【オ…ア……まモなく…くろゆリヤま……くろゆリヤま…】
【じゴくへ、ゴアンナイ〜】
やがてベンチの近く等を調べていると、目玉がくり抜かれた異形の軟体動物の様な奴等がホームに這い上がろうとしているのが見えた。
私達を引きずり落とそうとしてんのか…見え見えなんだよ、意図が。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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勇者の人(プロフ) - Parkerさん» 本当ですか！？そう言って頂いてとっても嬉しいです、ありがとうございます！私は作者として皆様に笑顔を届ける事くらいしかできないので、これからも頑張ります！ (2021年3月14日 4時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
Parker(プロフ) - このシリーズどれも本当に面白いです。初めて夢小説でこんなに笑いました！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月14日 1時) (レス) id: 84757d66c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年3月6日 7時
