その３ ページ20
七海「はぁ…まあいい、話はこれくらいにしておきましょう。
では、改めて本日はよろしくお願いします、藤堂さん。」
「あ、はい！こちらこそよろしくお願いします、七海さん。」
車を止めたところから少し歩き、やがてやってきたのは電車を停めているガレージの様な巨大施設。
最近新しい路線ができたことから、こっちのは数年前に老朽化が進んで列車墓場と化してしまったらしい。その前までは下の階が地下鉄として使われてたとか。
七海「ちなみに本日は任務の基礎や"黒閃"の出し方、術式のコツ等を指導しますのでしっかり聞いてください。二度はありませんよ」
「はい、了解です！」
七海「いい返事です。では、行きましょうか」
菫と七海が入口まで向かうと、伊地知はスッと指を空に向ける。
伊地知「廃墟とはいえ住宅街の近くでもあるので念の為帳を下ろします。お気をつけて」
"闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ払え"
そんな呪文と共に空から帳が出てくると、菫はそれを凝視しながら考える仕草をとる。
「…アイスの視点から見たチョコソース」
伊地知「…もしかして大喜利ですか？」
「今のどれくらい？」
伊地知「満点です」
「キター！！」
七海「さっさと行きますよ藤堂さん」
10点の札を掲げる笑顔の伊地知に菫がガッツポーズを取る中、七海はスタスタと中へ入っていく。
菫は急いで伊地知と別れてから七海を追う。
「七海さん待ってください」
七海「祓う気がないのなら置いていきます」
「ごめんって」
七海「なんで私抜きで大喜利やるんですか」
「あ、混ざりたかったの！？」
じゃあ今度一緒にやりましょう！と意気込む菫に、七海は何も言わない。だが嫌がらないという事はYESなのだろう。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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勇者の人(プロフ) - Parkerさん» 本当ですか！？そう言って頂いてとっても嬉しいです、ありがとうございます！私は作者として皆様に笑顔を届ける事くらいしかできないので、これからも頑張ります！ (2021年3月14日 4時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
Parker(プロフ) - このシリーズどれも本当に面白いです。初めて夢小説でこんなに笑いました！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月14日 1時) (レス) id: 84757d66c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年3月6日 7時
