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−You Side−
《誰がどう思うかなんて、個人で異なるとは思うけれど……。
僕は、構わないよ？》
ぎゅっと目を瞑って、英智くんの言葉を待っていればそう言われる。
主語がない回答に一瞬だけハテナマークが浮かぶが、数秒後やっと意味を理解した。
動揺を隠せない自分のまま、私は再確認するように聞き返す。
『……構わないって、そういう意味で勘違いされても良いってこと…？』
《うん》
これは、素直にそのままの意味で受け取ってしまっても良いのだろうか。
彼はこういう時に限って、嘘を吐くことはしないと思うけれど……自惚れろ、とでも言われているようだ。
すると、Aちゃんも大丈夫ならだけど……なんて、苦笑と共に問われる。
こんなの、断るという選択肢は無いじゃないか。
『英智くんが大丈夫なら、私も大丈夫』
《……うん、ありがとう》
そう笑い合いながら、いっその事私も待ち受けに設定しようかなぁ、なんて冗談混じりに考える。
英智くんが待ち受けにするなら自分だってしていいわけだし、特に問題は無いはず。
こんなことを頭に思い浮かべていたからか、本気で待ち受けにしたい気持ちがより強まってくる。
……聞くだけ、聞いてみようか。
『ね、私も待ち受けにしてもいい？』
恐る恐る聞くと、ほんの少し驚きながらも了承してくれた英智くん。嬉しそうにおそろいだね、なんてぼやく彼に顔が火照った。
……なんだか、本当に付き合ってるみたい。
単に英智くんの優しさに甘えているだけだと思う部分もあるが……今だけは、そんな勝手な解釈に溺れることにした。
＿＿＿＿
緊張などすっかり頭から抜け、軽く世間話を交わす私たち。
英智くんが先導を切るように話を持ちかけてくれる為、ネタが尽きることはなかった。
そんな中、電話の向こう側から英智くんではない……他の人の声が途切れ途切れに聞こえてきた。
『……？』
耳を澄ませば、英智様、と名前を呼ぶ声が耳に入る。すると、少しの距離だけ顔から携帯を離したのか渋々というような、彼の小さい声。
《もしもし、ごめんね……切れてないよね？》
恐らく、英智くんの家の使用人さん……といったところだろうか。
そんなことを疑問に思っていれば、会話が終了したらしく再び丁度いい、聞き取りやすい声量に戻った英智くんの声。
スマホ画面を見れば分かるだろうに、何故か戸惑っている英智くんに自然と笑みがこぼれた。
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ひなたりん(プロフ) - 紫水さん» お久しぶりですね！この作品面白くて大好きです！反応集の更新頑張ります(｀・ω・´) (2020年7月26日 10時) (
レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - ひなたりんさん» ひなたりん様！お久しぶりです〜！！ﾍﾟｺﾘ((･ω･)_ _)) 明日中には続編公開予定なので、是非楽しみに待っていてください〜！！ こちらも、反応集の更新楽しみにしていますね´`* (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
ひなたりん(プロフ) - ぞ、続編！？楽しみに待ってますね！紫水様ほんと好きです← (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - 烏賊さん» 返信が遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！！英智くんの可愛さが、きちんと読者さんに伝われているようならとっても嬉しいです…！！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
烏賊(プロフ) - 英智くんめっちゃ可愛いな... (2020年6月30日 20時) (レス) id: 407f6d7981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫水 | 作成日時：2020年5月20日 14時
