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−You Side−
即既読しない為にスマホを伏せて置いていたけれど、ウズウズしたままなのは変わらず。
ベッドから足をはみだして、待ち遠しいかのようにぷらぷらと前後に揺らしていた。
既読がついたのが今さっきだったから、返事はすぐ来ると思っていたけれど……5分程経っても通知は鳴らない。
英智くんの性格上、既読スルーはなさそうだけどなぁ……と少しばかり不安を抱く。
気を紛らわせる為に、何か食料を持ってこようと腰を上げた途端、ピロンと軽快な通知音が響いた。
返事が来た！とすぐさま確認しようとしたが。
……それだと即既読と変わらないんじゃないかと思って、とりあえず食べ物を持ってきてから画面を開くことにした。
＿＿＿＿
ベッドから勉強机に移動。
机の上には、スリープモードのスマホと、夜食(のつもり)のサンドイッチがある。
密かに震える手で軽く液晶をタップすれば、それは明るく照らされる。
時計時刻の下には、英智くんの名前と共に《たった一言》が表示されていた。
『…電話』
自分でも予想外なメッセージで、無意識にもそう呟いてしまう。
今から電話してもいいかな？ なんて、そんなことが書いてあったのだ。
突然どうしたんだろうと不思議に思いながらも、緊張しながらメッセージ画面を開く。
確かに、書かれていたことはそのままの本当で。
これを送れば、英智くんから電話が掛かってくる。
……意を決して、了解スタンプを押した。
『…えっ』
すると、一瞬で既読マークが表示される。
もしかしなくても、私からの返事を待っていたのかも……と自惚れるのは許してほしい。
『ちょっ、待って待って心の準備が出来てない！！』
こうしているうちに、早くも英智くんから電話が掛かってくる。
わたわたとスマホを手にとり、反応したのか分からないぐらいの弱々しい力で応答ボタンを押した。
『……もしもし、英智くん？』
声だけでも、緊張しているのがバレバレ。きっと英智くんにも察されてる。
電話の向こうから、彼の上品な笑い声が聞こえた。
《うん。…こんばんは、Aちゃん。突然電話しちゃったけれど、大丈夫かな？》
『こんばんは、大丈夫だよ』
改めて振り返ると、英智くんとはメールを交わすことはあっても、電話をするのは初めてのような。もう、挨拶の時点から既に楽しい。
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ひなたりん(プロフ) - 紫水さん» お久しぶりですね！この作品面白くて大好きです！反応集の更新頑張ります(｀・ω・´) (2020年7月26日 10時) (
レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - ひなたりんさん» ひなたりん様！お久しぶりです〜！！ﾍﾟｺﾘ((･ω･)_ _)) 明日中には続編公開予定なので、是非楽しみに待っていてください〜！！ こちらも、反応集の更新楽しみにしていますね´`* (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
ひなたりん(プロフ) - ぞ、続編！？楽しみに待ってますね！紫水様ほんと好きです← (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - 烏賊さん» 返信が遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！！英智くんの可愛さが、きちんと読者さんに伝われているようならとっても嬉しいです…！！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
烏賊(プロフ) - 英智くんめっちゃ可愛いな... (2020年6月30日 20時) (レス) id: 407f6d7981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫水 | 作成日時：2020年5月20日 14時
