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『……確かに、英智くん基本的に周りから怖がられてるもんねぇ』
「日頃の行いのせいか、脅すつもりが無い時にも怯えられたりするんだよね」
どうにかならないかなあ、と苦笑する英智くん。
傍から見れば、私たちは対等に話せる友達みたいに思えて……少し、嬉しかったりする。
「1番に思いつくのは、あんずちゃんかな」
『……そう、』
突然声がワントーン低くなったことに、自分でもびっくりしている。
やっぱり、好きな人から他の女の子の名前が出れば、モヤモヤとするものだ。英智くんと何の関係もないくせに、“嫉妬”なんて。
だけどそんな私の様子を見兼ねたのか、彼はこう言って＿＿＿
「でもまぁ、怖がらないで歩み寄ってくれる方が、僕としては嬉しい。
……Aちゃんみたいにね？」
まるで、心の中で泣き喚く私を慰めるように……微笑みかけてくれる英智くん。当然だが、その効果は絶大。
頷く代わりに、こちらも笑いかけた。
「これからも仲良くしてくれると嬉しいな」
『……うん。こちらこそ』
こういう関係が、1番ちょうどいいのかな。
＿＿＿＿
「あと、もう1つ聞いてもいい？」
『……？ どうぞ？』
聞きたいことがあるなら、わざわざ許可を取る必要はないような……と不思議に思いつつ、次の言葉を待つ。
だけどどうしてか、英智くんは言葉を続けるのを躊躇っているように見えた。
何かを決意すれば、口を開く。
「Aちゃんって、“すきなひと”……いるかい？」
『…………、』
数秒ほど、思考が停止する。
“すきなひと”
……好きな人。
いつもなら此処で顔が赤くなる自分だが、その前にある疑問が残る。
『好きな人』って、どういう意味の『好き』……？
実際、そんなことより『どういう意図で聞いているのか』など重要なことはあったのだが……正常に頭が働いていない為、率直に質問する。
『“好き”って、どの意味で……？』
「ええっと、恋愛的な意味……だね」
そう、お互いにカタコトのふたり。聞いてきた本人すらも気恥しそうにしているのは、よく分からない。
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ひなたりん(プロフ) - 紫水さん» お久しぶりですね！この作品面白くて大好きです！反応集の更新頑張ります(｀・ω・´) (2020年7月26日 10時) (
レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - ひなたりんさん» ひなたりん様！お久しぶりです〜！！ﾍﾟｺﾘ((･ω･)_ _)) 明日中には続編公開予定なので、是非楽しみに待っていてください〜！！ こちらも、反応集の更新楽しみにしていますね´`* (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
ひなたりん(プロフ) - ぞ、続編！？楽しみに待ってますね！紫水様ほんと好きです← (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - 烏賊さん» 返信が遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！！英智くんの可愛さが、きちんと読者さんに伝われているようならとっても嬉しいです…！！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
烏賊(プロフ) - 英智くんめっちゃ可愛いな... (2020年6月30日 20時) (レス) id: 407f6d7981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫水 | 作成日時：2020年5月20日 14時
